2012年6月30日土曜日

ひとり日本 2012 - 季節の味覚編

いつ帰っても、日本では季節感を感じます。東京の真ん中にいても、初夏の緑は日々彩りを変えていたように感じます。風の香りも季節に寄って全く違うし、なにより会話の中に季節感がたくさんあるみたい。暦や学校行事にも季節感満載だし、街に出れば、外は晴天でも、デパートでは来る梅雨を前にレイングッズフェア開催中。色とりどりのレインブーツや晴雨兼用の傘やお洒落なコートが眼を楽しませてくれました。

さて、季節を感じさせてくれる王者といえば、やはり旬の食材。山海の恵みにそれらを活かしたお菓子やお料理。今回は海の幸、鰹が頻繁に食卓に上りました。個人的に鮪、鰤、鮭など油がのっている魚は苦手なのですが、赤身でも鰹は別。特に「塩じめ」で食べると生臭さもとれて、適度に身が締まってとっても美味しくいただけます。作り方はかんたん。お刺身のさくをさっと水で洗って(そう、洗っちゃうんです!これだけで生臭みはかなりとれます)粗塩をまぶして10分ほど置き、塩を洗い流して水気をよく切ってできあがり。生臭みが消えただけでなく、歯ごたえもぷりっぷりになりました。

しょうゆ、みりん、ごま油で漬けにして、漬け丼。しょうがの千切りとねぎ、大葉をたっぷりのせました。
この塩かつお、朝のテレビ番組で知りました。他に細切りにした大根と塩を混ぜて塩味を調節し、酢を加えて酢の物として食べたり、炊きあがった炊飯器のご飯の上に1cmほどに切った塩かつおをのせて、しょうがの千切りを加えてざっくりかき混ぜ蒸らして混ぜご飯に。冷めても生臭くならないとかで、三つ葉をのせておいしそうでした。その他カレーに混ぜちゃったりも。何でもありですね。

付け合わせには筍の木の芽和え。木の芽は裏庭の山椒の木から。この木は実がならないのですが木の芽だけでもうれしい。鮮烈なかおりとほろ苦さがとけこんだ白みそが、大地の甘みを残した筍とまあよくあうこと!素晴らしい組み合わせですね。
春メニューですが、いつでもおいしい筍が手に入るようになった今日この頃。旬の堀りたてにはかなわないけれど、遅めの春旬をいただきました。桜の春やさわやかな秋のひとり帰国が定番になっていたけど、梅雨前の新緑の季節もいいものです。

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