2012年11月26日月曜日

秋の日本 Day 8 - Homecoming Day

10月末から11月にかけての日々を振り返って綴っています。

11/4日曜は今回の帰国の目的、ホームカミングデーでした。二期の卒業生を大学がキャンパスに招待してくれるというイベントです。実家の住所が変わっていないので招待状が届き、母が知らせてくれました。Eメールも未だない時代に卒業して、連絡が取れるのは一握りのクラスやゼミが一緒だった友人たち。それ以外の同級生にも会えるかもしれないと思って参加を決めました。

皆それぞれ、仕事や子供たちの受験で忙しかったりで、このイベントを知らなかった友人たちもいました。でも私の帰国をきっかけとして来てくれた友人もいてにぎやかになりました。
最後に訪れたのはいつだったか思い出せないキャンパスは、新しい建物がたくさん立っていて、素晴らしく進化していました。
当日は学園祭と受験生が訪問できるオープンキャンパスで、多くの人で賑わっていました。
学生時代は卒業アルバム編集委員会に入っていて、キャンパスの写真を撮り続けました。当時はまだまだ白黒写真が主流。自分たちで暗室にこもって現像したり焼いたりしたのもいまとなってはいい思い出です。現在は委員会室もハイテクコンピュータで囲まれて、撮影も編集もデジタル時代。変われば変わる、でもこの懐かしい腕章は当時のままでした。

式典は立派な講堂で校歌斉唱(結構覚えているものです)で幕開け。学長の挨拶とキャンパス再編の説明、同窓会理事長の挨拶と同窓会活動の説明、今後大学が目指す方向性などわかりやすく詳細な説明で、時代の流れと背景を理解することができました。活躍する同級生のトークやグリークラブ歴代OBの合唱。プログラムを見た時はどんな式典になるか予想もつきませんでしたが、心温まる素敵な催しでした。
懇親会はこれまた新しくなった学生食堂で行われました。講堂にはいなかった面々もそろっていて、我がクラスは合計12人。それぞれに昔に戻って話に花が咲きました。
外に出ればきれいなクリスマスライト。なんかロマンチックじゃない!
子育てに忙しい友人、卒業とともに入社した会社でキャリア一筋にがんばっている友人、結婚してまた一人になって自由に生きる友人、ついこの前赤ちゃんをもうけた友人もいれば、成人式を迎えた子を持つ友もいます。そして生死の境を彷徨って生還した友もいれば、旅立ってしまった友も。「かわってないね〜」と笑い合えたあの日。いまも鮮やかに皆の笑顔が思い出されます。

当日会場には歴代の卒業アルバムが並んでいて、編集後期には恥ずかしいくらい若い自分が10x12のカメラを持って映っていました。

会場で写真を撮ってくださった方が後日写真を送ってくださいました。イベントに雇われたプロのカメラマンだと思っていたら、先輩の方で同窓会で活動していらっしゃるかたでした。早速写真をウェブに載せて、当日参加できなかった友人ともシェアすることができました。

卒業5年後にイギリスに留学して以来海外生活が続いています。でもそのおかげでハイデルベルグで結婚した親友の式に立ち会えたり、同じくシュツッツガルト赴任中の友人とも現地で会いました。キャビンアテンダントだった友人たちを始め、何人もロンドンに遊びに来てくれました。東京に出張したときに電車の中や道ばたでばったりであった友もいた事を思い出しました。今回参加できなかった友達も含めて、近いうちクラス会をやろうね!とひとしきり盛り上がりお開きとなりました。

アメリカに戻った翌日。なんと懐かしい先輩からFacebookの友達リクエストを受け取り、キャンパスで想いを馳せた懐かしい人々から連絡が入るようになりました。距離には関係なく気持ちがあればいつでもつながれるんですよね。

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