2013年3月10日日曜日

三寒四温

春の気候を三寒四温とはよく言ったものです。先週は雨あり、冷たい風あり、そして暖かい日ありで変化に富んでいました。

なぜか週の前半は体が重くて、原因不明の疲労に翻弄されました。火曜なんて寝たのが7時半。私のかつての夜更かしを知る人は朝でしょ?と普通に聞いてきましたが、いえいえ夜の。深夜前に一度目を覚ませど水一杯飲んで又直ぐ寝ました。翌朝は体をベッドから引き剥がすのに一苦労、地元駅まで歩くのがおっくうで車を出す始末。日本から来ている友人とのディナーも一時はキャンセルしたものの、夕方に元気が戻って来て、無事会うことができました。

自分で事業を興し、幅広く人脈を持つ大学時代の友人Sさんとつながったのは2年半前。それからお互い変化を経つつも会う度に刺激をもらっています。今回はテキサスにも足を伸ばし新事業の開拓にがんばるそうです。彼のおかげで得た新しい友人も「類友」でみな魅力的な人ばかり。

土曜日は出勤。仲間も出て来ていたので快晴の空の下、お昼は外で食べました。週日とはまた違った雰囲気のサンフランシスコもいいものです。帰りがけに買い物に行ったら、レジでまた身分証明書提示を求められました。その若い男子は私の免許書をじっくり見て「xx生まれですね」といい「とても見えない」と自然に驚いてくれました。私もふざけて「さて、私の年を知ったからにはあなたは何歳?」と切り返したら答えは「僕は1990年生まれの22歳」だそうな。私の青春只中80年に未だ存在していなかったとは!「まだお酒飲みだしたばかりね」といえば「オフィシャルにはね」と涼しげに切り返す。どこの出身?いつ、どうしてアメリカに来たの?この辺りはたくさん見て回った?などと質問攻めにされました。お父さんは日本語を話せるそうで、自分も小さい時に日本に行ったことがあるそう。今後この子のレジに行けばもう顔パスかな?笑えるスーパー閉店直前の一コマでした。

日曜日。時計が一時間早まり、サマータイムが始まりました。メニューアイデアはたくさんあって弁当作りの虫は騒げど、今日はあえて買い出しにいかないことにしました。何も予定しない週末を過ごしたのはいつだか思い出せなかったから。

ブランチにはブラックビーンズ、玉ねぎ、パプリカ、アボガド、チーズ、炒り卵を巻いたブリトーを作りました。作っていて、そうだ、庭で食べよう!とひらめき。



わが家は裏に離れがあって、家を引き継ぐ前からスタンフォード大学で教えるドイツ人女性が住んでいます。彼女は庭が好きで、週末は大抵ラップトップでお仕事中。そこに私たちが合流しました。
彼女はもう朝ご飯すんだという事で、お茶を一緒に楽しみながらおしゃべり。彼女は修辞学の博士号を持つ先生で、彼はイタリア人で現在ボスニアで教鞭をとっている博士。スタンフォードのポジションに応募したけれど狭き門で入れなかったそうです。残念。。。彼女はいい借り主なので引っ越して欲しくないけれど、二人が早くどこかの地で一緒に暮らせますように。
巻き忘れたメキシカンライスとサラダを添えて、お茶と美味しくいただきました。
陽射しは強くてダニーは数分で赤くなりはじめ、慌てて日焼け止めと帽子をとりに入りました。
水仙も顔を出し、剪定された薔薇からもにょきにょきと新しい葉が出ていました。
大満足のお腹をかかえて窓際に陣取り、お弁当作りの楽しみに少し後ろ髪を引かれながらも、のんびりと午後を楽しんでいます。

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