昔はかなりヘアケアに時間とお金を費やしました。高いシャンプーを使い、美容室にも通い、普通の人がするケアは一通りやっていたつもり。
しかし、ここ10年ほど簡便性第一に。お昼に通っているジムにはマイドライヤーさへ持っていかず、アメリカの更衣室にある壁に作り付けの吹き出し口の向きを変えられるハンドドライヤーでがさがさ乾かしています。もちろん数十秒に一度スイッチを入れないと自動的に止まっちゃうやつ。
今日も洗い髪を豪快に乾かしながら、後頭部首近くを乾かそうと後ろをむいて少し
腰を下げたら、いきなり引きつる痛みを頭皮に感じました。え?髪の毛引き込まれてる?と頭の位置を変えずになんとか後ろを見たら、3cmほどの髪束が、壁とドライヤーの間に吸込まれてるじゃありませんか。え、こんなとこから空気吸ってんの?と冷静に驚くとともに、このままなら10円ハゲか?というパニックが頭の中を交錯。結局自動で止まるまで待てずに少しの束を引き抜き半径5mm程度の犠牲者を出し、残りを救出しました。壁とドライヤーの間に挟まれた髪の毛はどう頑張っても救出できず、無惨に数ミリを壁に貼付けたままとなりました。
ケアに気を使っていた当時の私なら泡拭いてぶっ倒れるほどラフなスパルタ方式。今もあの時間と労力を費やしたケアをしていれば、よりよい髪質を保てたかもしれません。それはそれ、でも今は時間の節約が大事。取りあえず、10円ハゲができなくてよかったと思う今宵です。
その後、壁とドライヤーの間に挟まった黒髪の残骸を見た人は「何故こんなところに髪の毛が」と思ったでしょうね(笑)。
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