2014年9月12日金曜日

東京の雑踏で自転車に目覚める

今年の日本は大雨に荒らされています。局地的に1時間に100ミリ以上降るのが普通になってきているこの頃。被害者が多く出た災害もあるしどうなってしまうのでしょう。この辺りも昨晩は一時激しく降ったけれど長くは続かず、雨戸を開けたら晴天でした。

今日を数えて出発まで4日。週末に閉まる用事先が多いので実質今日が最終日、焦る気持ちに拍車がかかります。近所に住む従姉妹のEちゃんが朝早く現れ、庭木の伐採を買って出てくれました。彼女は観音様の生まれ変わりかと思うほど笑顔が素敵でいつも誰かのために力を尽くしています。困っているとさりげなく現れてお見送りもできないうちに帰ってしまったり。この庭の椿にはあの毛虫がついているというのに、それだからこそ!と重装備でそして「今日は皮膚科に行くからちょうどいい」とまでいって伐採に来てくれました。もうただ頭が下がるだけ。あくまで自然体で押し付ける風はまったくなく「お礼の気持ちを期待する」(前のブログで愚痴ったケース)とは真逆です。でもそういう両極端の例を見させられてる私は両方から学ぶべきってことなんでしょうね。

絶好の秋晴れ日にEちゃんが来て乗ってきた自転車を使っていいよと言ってくれました。東京でママチャリなんて考えてもみなかったけれど用事先は距離的に自転車でいけそうなとこばかり。そのお陰で私は近所の雑踏を走り巡り、徒歩バス電車で済ませていたら丸一日がかりの用事を2時間で済ませることができたのです!

自転車って便利ですねえ。そしてこの辺はなんて自転車向きなのだろう。長距離の移動は経験していませんが、短距離ならAからBに行くのにまあそれはそれは沢山の行き方があります。細い路地が多く車両は一方通行でも自転車は例外だったりして、安心して走れる道が多いのに驚きました。先日45分かけてたどり着いた場所に20分で到着したのには感激。これだけ密集しているとそれぞれの注意レベルが高い。アメリカとは正反対です。私がオートバイに乗らなくなったのも回りを見ないドライバーに危ない目を合わされたことも一因です。道の狭い混雑している日本の方が格段安心感があるのです。みんな回りをちゃんと見ているから(笑)。これほんと!

間違った情報を渡され違う役所に行ってからも充分リカバーできる小回りの利く自転車。駐輪場も駅などでなければどこも空いていました。日本到着時すぐに買っておけばどれだけ時間が節約できたことか。今日のおまけは太ももトレーニングです。Eちゃんは身長が低いのでシートは一番低い設定でかたまっちゃってました(笑)。それを漕ぐ私はさながら流行のアクロバットとかできる自転車乗りの若者みたいだったかも?それはないとしても、太ももが鍛えられたのは間違いなし。そして京都のレンタルサイクルでダニーが苦労していた気持ちも少しわかりました。

思わぬ路地に惹かれたり、小さな神社の前で空気が変わるのを感じたり。どこまででも歩いて行くのが好きでしたが、自転車から眺める風景と風がことさらさわやかだった今日は最高でした。
どこを見上げても電線が入っちゃう(笑)東京の雑踏
CAでも自転車は人気だけれどちょこちょこ走れる路地はない。どちらかとうとスポーツ的な乗り方になるので勝手が違います。

なんだかなあ。。。このまま日本に居着いてしまってもフシギはない?そんな風に思う私を呆れ顔で見下ろす母が目に浮かびます。よく言えば住めば都、悪く言えば自分の軸がしっかりしてない浮き草人生か。そんな事を思いつつ息抜に雑文を書きましたが、これからまた荷造り&片付けにもどりやす。

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