2014年9月8日月曜日

泣きっ面に毛虫

帰国が迫るに従い片付けに追われパニックモード全開です。我ながらな学ばない行動&感情パターンに苦笑いしつつなんとか毎日過ごしていました。

そんな折、いつもとは違う蕁麻疹が広範囲に出てストレスに体がここまで負けているのかと呆然。時間のあるうちにと昨日は医者を三件はしごして診てもらいました。

初めは喉頭ガン検診へ。のどの渇きと咳、何かつかえる感じが長いこと続いています。検診医療機関に連絡すると予約なしで実費 500円で受けられました。鼻からマイクロスコープを入れるだけですが、声帯の色もきれいで問題なしと言われ一応ほっとした感じ。日本に帰ると喫煙者に囲まれるので気になるところでした。

蕁麻疹は耳鼻科そばにあった皮膚科に駆け込み。初診でもすぐ診てもらえるところが便利、そして日本では予約なしのクリニックも多いですよね。ストレス性もしくは食べ物アレルギーかと思ったらなんとチャドクガ(茶毒蛾)の幼虫の毒針によるもので一般的に毛虫皮膚炎と呼ばれるそうです。椿や山茶花の葉を食す毛虫には毒針が10万本くらいあってそれが刺さると湿疹がでる。映像は気持ち悪いので載せませんが、よく見かける2センチくらいの黒と黄の縞模様の毛虫です。

思えばうちには山茶花の木があった。。。風で毒針が運ばれることもあるので洗濯物に移ったのでしょう。少し前に毛虫そのものを一度家の中で捕まえたのも覚えています。刺されるとすぐにちくっとするらしいけれどそんな記憶はありません。いずれにせよ原因がはっきりわかってよかった。かなりのかゆみで今は飲み薬と塗り薬で対応しています。幼虫は9月いっぱい木々の葉っぱを食べているらしいのでどうぞ皆さん気を付けて。もし木の近くを通ってちくっと来たらくるくるローラーのようなモノで皮膚や服についた針をとること。でも針は本当に細かいので見えないんですよね。いそうな場所を避けるのが一番の予防です。デング熱もあるし自然の中も安心できません。

三件目は近所のクリニックに健康診断へ。空いていて20分で肺レントゲン、心電図が完了、血液検査の結果も二日で出るそうです。母はここで肺に水がたまっていることがわかり大学病院に紹介されました。同じ椅子に座ってレントゲンを見る。有り難いことに私の写真は陰一つ無くきれいでしたが、徐々に白い陰に覆われていく母の写真を思いだし何とも言えぬ気持ちになりました。鼻から管を入れたときも辛くてこんなことを絶えていたのかと母の気持ちをたどったり。

全て徒歩、待ち時間も合わせて3時間ちょっとで3つの病院をまわることができるニッポン。すごいなあと思う反面、だれかれもが安易に病院に来すぎる、処方箋でもらった方が薬局で買うより安い薬もあると指摘する声もあります。体制を批判できるほど知識はないけれど、アメリカでこれだけのことをしようと思ったらかなり大変なことはたしかです。

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