一つは最上壽之氏の作品『ウレシクテアノヨトコノヨヲイキキスル』です。
福田繁雄氏の『椅子になって休もう』ではしゃいだすぐ後に出会いました。さとちゃん、まだそのノリが抜けてないみたい。。。
旅行中母を思い出すことが多かったのでタイトルでがつんときました。階段を下りて上を見上げれば、青空のフレームに緑がそよぐ空間が切り取られています。
ここからアノヨにもいけてあちらからコノヨにも来れるのか。なんか素直に納得というか。アノヨもいい所なんだろうなあ、でもいまはコノヨに降りて一緒に見て回ろうよと心の中でつぶやいてました。
全カタカナのタイトルが印象に残ったまま訪れた佐藤忠良記念子供アトリエ。明るい展示室は居心地が抜群です。壁にかかる絵は心を落ち着かせてくれて解放してくれました。
突き当たりのガラスに張られた言葉をみたとき、温かい涙があふれてとまらなくなりました。
"I'm here."
"I'm glad you are there."
ワタシハ ココニ イルヨ
アナタガ ソコニイテ ヨカッタ
これだけ。それは母が語りかけてくれているような気がして。
佐藤忠良氏の作品「母の顔」を見たからか。
アノヨから母が来てくれたと勝手に思っていたからか。
理由はなんであれ、あの日の輝く陽射しに浮き上がったシンプルな言葉に触れたときの想いは一生の宝物です。
作品に関する記憶がはっきり思い出せず、芸術の森に電話しました。丁寧に対応してくださり周りに展示されていた絵は果澄さんという北海道出身のアーティストの作品だとわかりました。ただその後調べても彼女の作品とこの言葉が結びつく情報がありませんでした。イベントが終わるという5時半にかけてみたけれど学芸員の方はまだ戻っておられなかったのでまた問い合わせてみます。時差も活用できてるなあと思う午前2時、この話はなぜか今日書いてしまいたかったのです。
いまここママが病室で札幌に行きたい、案内してねって言っていたので、ワタシハココニイルヨの作品を見たときに、私たちは涙が止まらなかったよね。一緒にいるようで。サインを送ってくれているようで。。。そして日本時間のお彼岸にこのことを思い出してくれたおねーちゃん、やっぱりあの世とこの世は、繋がっているんだね。
返信削除そうね。ほんとに。考えてみれば駆け足だったけど母と私は一度札幌に来ています。又一緒にゆっくりまわりたいねというのが彼女の希望だったね。美術館の人とも話せてアーティストの方のブログにもお礼のコメントを送りました。何とも素敵なタイミングでした。うん、全てつながってるんだよ。
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