2014年9月22日月曜日

お彼岸

戻って一週間。日本は秋のお彼岸。

ひどい時差で最初の二日はいろいろ動けていたけれど、ここ数日はとにかく眠くて。眠り過ぎはだるくなるだけとわかっていても眠りに逃げているかなあ。

今日も起きだしたのは11時過ぎ。溜まっているメールに返信していたら、成田に会いにきてくれた友人からお母さまが亡くなったというメールが入りました。お線香を絶やさないようそばにいるという友人と一時間くらい話ができました。おばあさまは今年の元旦に101歳で亡くなったそうです。会えないのはもちろん悲しいし寂しい。でもそのタイミングとは天寿も天寿。お母さまもお彼岸中とはそのタイミングもよかったと思えると友人は話します。その通りだね。
昨日はある方のメモリアルサービスでした。陸上競技の選手として活躍し、引退してからも数多くの選手たちをコーチしてきた彼。先週のサービスは200人を越える教え子たちが集まったそうです。昨日は家族と近しい友人の集いでした。癌というのは去る側にも送る側にも準備期間を与えてくれる、だから医者は自分が選べるなら癌で逝きたいというと聞きます。確かに彼の場合は沢山の写真を自ら選び後輩たちに残したりできたようです。末っ子ですが他の兄弟にサヨナラを自分から言えるのは喜ばしい、だから悲しまないでと言ったそうです。その気持ちはよくわかる。近しい人たちを送る悲しみを味わうより一足お先に失礼したい。これは正直な気持ちだと思います。
 やっぱりこんなきれいな薔薇食べにくいよねえ。
帰り道にダニーに「私より先に行くべからず、頼むよ」と言いました。「ずいぶん明るい話題だねえ」と軽く交わしてくれた彼。こんなことをつぶやける相手がいるだけでも幸せ、なのにずっしり重い心とからだ。なんとかならんものか、でもこれも生きてるからこそ味わえることなんだよね。結局は感謝の気持ちを持って一つずつ片付けるべき事をやるだけ。さ、はじめますか。

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