2010年6月19日土曜日

朝の浜辺

実家のある大森では、昭和38年まで海苔がとれていました。現在の海苔の産地は九州や瀬戸内海ですが、それまでは海苔のほとんどが東日本でとれていて、約4割が東京湾産だったそうです。東京オリンピックを機に東京湾の埋め立て開発で漁場権が放棄され、海苔の生産も終わりました。今でも大森界隈には、海苔問屋や小売店がたくさん集まっています。海苔のふるさと館という博物館にも滞在中にいってみたいです。
近くにいくつか公園があり、毎朝2時間弱の散歩&ストレッチのコースもバリエーション豊かです。
3年前にできた大森ふるさとの浜辺公園には入り江、干潟、砂浜が広がります。
朝の浜風はやわらかく、野鳥のさえずりも賑やかでハゼが水面をはね、自然豊かです。帰り道の小さな公園ではいつもウグイスが鳴いています。
周りの公園は開放型ですが、砂浜エリアは朝6時から。開園から結構人が来ています。最近は顔なじみの人たちとの挨拶で始まる一日になりました。
水辺そばにはいくつものクラゲがうち上げられています。
水に持っていってあげたほうがいいのか?いつも悩みますが、わからないのでそのまま。

大きな木のベンチはストレッチやヨガにちょうどいい大きさです。まだまだ喫煙者が多い日本。あちこちで吸い殻が気になったので、翌日ビニール袋を持って出かけました。
週末明けだったからか、吸い殻の他に弁当箱や空き缶、紙パックの飲料くずがたくさん。ゴミは各自持ち帰るシステムなのですが、最後は大きな袋3つにもなったゴミ。中には岩の間に埋め込むように捨てられたものや子供の肌着などもあり、故意に捨てたり置いていったと思われるものも多くありました。

海外から来る人たちは、日本の街中がきれいなのに驚きます。これだけの人がいて、駅や道路に目立つゴミが落ちていないことは、確かにすばらしいです。しかし街中にゴミが目立つ外国の都市でも、ビーチや山などは日本と比較にならないほどきれいです。車で出かける人たちはゴミを持ち帰るのも楽なのかもしれません。しかし、日本では街中は人が見ている。誰も見ていないならいいか、という油断もあるような気がします。

一日おきに続けているゴミ拾い。「ごくろうさまです」と声をかけてくれる人もたくさんいます。明日月曜の収穫(?)は先週より少なくなりますように。

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