2010年6月28日月曜日

暑気払い

甘酒と聞けば、初詣の帰り、冬山ハイキングの茶店で、炬燵に入っていただくなどなど、暖をとるための飲み物というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、なんと甘酒は夏の季語だそうです。江戸時代には夏になると多くの甘酒売りが町に出ていたとか。ブドウ糖、ビタミン類、必須アミノ酸などが含まれた甘酒は、夏バテ防止に今でいう栄養ドリンク感覚で飲まれていたそうです。
冷凍庫に酒粕を見つけ早速作ってみました。砂糖は「陰」食材なので、早朝から湿度90%、気温28度のこんな日にはいいかもしれません。直前におろし新ショウガを加えました。
いただいた岡山の造り酒屋の酒粕は辛口ながらほのかで優しい甘さ。一口大に切って、フライパンで焼いたものもおいしかったです。

昔から日本人は夏場の体を守るために、食べ物の力を借りていました。土用の丑の日には鰻を食べたり、他にもどじょう、鯉、サザエや黒豆、ごま、海苔など栄養豊富な黒い食材は夏に欠かせなかったようです。また、殺菌効果の強い梅干しやお酢を用いた料理や、茄子や胡瓜など、体の熱を取ったり利尿作用を促す野菜を食べたり。夏の甘酒は意外でしたが、これから暑気払いの習慣にしたいです。

2 件のコメント:

  1. いまここさん、甘酒の暑気払いの習慣、良いですね~!
    こちらは日中は30℃以上の夏日で、直射日光の下では肌がジリジリと焦げるような感じですが、夜になると10度台に下がり毎日20℃近くの温度差で、熱帯夜にはならず過ごしやすいです。
    その後腱鞘炎の具合は如何ですか?
    無理なさらずにゆっくり休んで、日本の美味しい物沢山召し上がって英気を養ってくださいね。(^^)b

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  2. Mikkoさん、冷やし甘酒いけますよ〜。癖になりそうなすっきりした甘さとのどごしです。冷えるとまた温かいときと感じる旨みも違い、おもしろいです。カクテルやデザートに応用したいです。

    昼は冷やして、夜は温かくしてコロラドでも甘酒をお楽しみください♪温暖さで体調を崩されませんように。

    腱鞘炎を早く治してブログ更新したいです!

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