2011年3月18日金曜日

G(r)eek Night

Texasの友人夫妻が子供を連れてCAにやってきました。彼らは年に一度のLiquors of the Worldパーティの主催者。今年は残念ながら私たちは参加できなかったので、二人に会うのは一年強ぶり。彼らが泊まっているお宅でディナーにお呼ばれしました。ホスト夫妻もかなりの旅好き&食べ物好き。シェフはだんな様で、いつも目にも舌にもおどろきの料理を用意してくれます。分子ガストロノミー(molecular gastronomy)で有名で、世界で最も予約のとりにくいレストランの一つであるスペインのelBouii (エルブイ)にも数年前に足を運んでいます。我々も誘われたのですが、都合が合わず涙をのんで断念。とにかく食通で話も楽しい仲間です。
男性陣は皆半導体関連の知識を持つgeekたち。Greekと印刷されたレシピ紙を私がgeekと読み間違え、笑いとともに夜は始まりました。

皆日本の状況を心配してくれています。いつにも増して私を笑わせ元気づけさせる心遣いを感じて胸が熱くなりました。
メインはラムシャンク。ソースは肉汁とワインとハーブを煮詰めてかけたもので、焼き具合もフレーバーも言うことなしと全員が絶賛。サラダは庭でとれたグリンピースが甘くて美味しかった!

肉の苦手な私は、ベジタリアンムサカとロールキャベツ。
キャベツの中にはワイルドライスが入っていて歯ごたえもあり、モリモリ食べてしまいました。
ムサカはたっぷりの野菜とともに胡桃やアーモンドと複雑なスパイスミックスが甘みと深みを醸し出していて何とも言えません。一人小麦粉が食べられないので、ベシャメルソースは米粉を使ったそうです。ソースはふわりと軽く、どっしりしたムサカとじっくり噛み締めて味わいました。
ワインはフルボディのしっかりしたのをというリクエストに、お気に入りのZinを二本持って行きました。Klinker BrickのOld GhostとKlinker Brickはいつでも期待を裏切りません。
骨だけになったラムの骨髄をなんとストローで吸い出したのにはびっくり。
確かに栄養たっぷりだと思いますが、いや〜。。。。Dannyも無理でした。写真の彼女は確かに実際の年齢よりかなり若く見えます。秘訣は骨をしゃぶること?右は料理人S氏。日本にも何度も足を運んでいて鰹節大好き。
デザートは分子料理法で作ったヨーグルトのバブル。
ちょっと不思議な食感です。前回はモッツァレラチーズでこのバブルを作ったカプレーゼをいただきました。
クレメンタインのシロップ漬けとミント、セサミキャンディーを添えて。酸、甘、冷、クランチがほどよくバランスを醸し出していてリッチな食事の後にはうってつけのデザートでした。
アブサンスやアルマニャックといった食後酒とともに夜は更けていきました。

4 件のコメント:

  1. ステキなディナーパーティー!ワインもいつもいまここさんのブログに載っているのを試してみようと酒屋さんに行って見つけようとするのですが、コロラドでは売っていませんよ、って言う答えが返ってくることが多々あります。残念!
    ところでもしかしたらもうお耳に入っているかと思いますが、11日に1週間早く、C-ちゃん無事出産しました。詳しいことは本人からいずれ連絡があることと思いますが、とりあえずお知らせまで♪
    震災の暗いニュースの中、一筋の光明のように嬉しいニュースですね(^^)

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  2. Mikkoさん、明るいニュースをありがとう御座いました。知らなかったので嬉しい限りです!希望を運んでくれる嬉しい知らせです。

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  3. ムサカという食べ物がすごくおいしそうに見えます!ロールキャベツもソース無しでワイルドライス入りでとてもヘルシーそう。へー骨髄ですか。所変われば食も違いますね。

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  4. ムサカ美味しかったですよ〜。お肉を食べるお宅なら作ってみたら?いろいろなレシピがありますよ。世界の食文化は本当に豊かですよね。

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