2013年11月13日水曜日

丸かじりシリーズ

東海林さだお氏の人気エッセイ集は、大学時代および社会人の数年でかなりの数を読みました。ロンドン暮らしの時代も友人が送ってくれたり、帰国の際に駅や空港でピックアップしたり。最近はご無沙汰していたけれど思えば長いおつきあいです。

身近な食材をユニークな視点から独特の文体で取り上げている作品には、時に爆笑、深く納得。手打ちうどんの話を読んで、ロンドンでは冬にうどんを打って鍋を囲むのが定番になったっけ。既に35冊文庫になっているそうです。ネットで検索したら素晴らしいサイトがあり、一覧のリンクを見て懐かしい作品を読み直してみたくなりました。最近知ったのですが、東海林氏と私は誕生日が同じ!食いしん坊は星のもとに生まれたのなら立派にその道を進もうと決意を新たにする食欲の秋日。

親友Yから送られてきた小包のなかに「どらやきの丸かじり」がありました。どら焼きといえば私たち二人の大好物。私は昔、焼き印をデザインして合羽橋で特注したくらい作るのも好きです。残念ながらその焼き印はロンドンからの引っ越し時に行方不明になりました。

Yさんとは食べ物の好みが本当に合うんです。昔大好きだった濃い醤油味の焼き煎餅があり、パッケージにマヨネーズをつけて食べるという食べ方が紹介されていました。試して見ると何かの味に似てる。よ〜く考えるとまさになすの漬け物の味。なんで?とつっこまれてもそうだからとしか言い様がない。そんな漠然とした感想(?)にひざを打ってくれるのがYさん。お煎餅の行方が気になって検索してみたら、製造元は3年前に事業停止したとのこと。あの味はもう食べられないのか、残念。

海外経験もあるYさんから送られてくる品々は、食べ物なら懐かして美味しいものや季節の限定商品、グッズなら目新しくて便利で日本ならではのものがたくさん。「どらやきの丸かじり」は味わって読ませてもらいます。

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