2013年11月6日水曜日

今宵もドリア♪

ドリアは、スイス人シェフのサリー ワイル氏によって考案された洋食。1927年に開業した横浜ホテルニューグランドの初代料理長であったワイル氏は、体調の優れないお客さんのために、即興でドリアを作ったそうです。料理はサービスの態度で美味しくもまずくもなるといい、自らもフロアで接客し、注文を受け、顧客の要望に応えどんな料理も作ったワイル氏。ワイル料理長の態度はおもてなしの心に溢れていたから、ニッポンの洋食を代表する一品ドリアが生まれ、今も食べ継がれているのでしょう。

確かにドリアはいつ食べてもほっとする味。遠路はるばる海を渡ったお客さんでも、食べ慣れたベシャメルソースにぷりぷりの海老とくれば、短粒米も美味しく食べられたかな。
すっかりわが家の定番となり、寒くなる季節にはリピート率も上昇します。
まずベシャメルソースを作り、くつくつさせておきます。そこにほんのちょっとの油で炒めたタマネギ、ツナ缶(オリーブオイル漬けのもので余計な油はきる)、バターで炒めて軽く塩こしょうしたマッシュルーム(タマネギとは別に炒めるべし)を混ぜます。ソースが再びくつくつしてきたら、ワインかお酒少々をもみ込んだむきえびを加え、表面がうっすらピンクになったら、バターを塗った器に盛ったご飯の上にのせ、おろしチーズとスモークパプリカをふってオーブンで15-20分焼きます。前は海老はさっとソテーしてからソースに入れていたけれど、この方がゆっくり熱が通っていいみたいです。
 チーズがちょっぴりカリッとなりかけたら食べ時。

いつも3合炊いて、各自一合弱をその夜に食べているはず。。。そして余ったソースで小ぶりな器に翌日用も作っちゃいます。
大事にとってあった栗の渋皮煮があったのを思い出すと同時に、昔ファミレスでよく食べたメニューが脳裏に蘇りました。栗と聞いてわかったそこのあなた!そう、あのコスモドリアです。
ソースがちょっと甘めで赤かった気がするので、トマトソースを加えてみました。真ん中に何かのってたような気もしたけれど。。。取りあえず海老のせとけばいいか。思ったよりソースがたっぷり残っていたのでてんこ盛りになってしまいました。ダニーは定番。
うん、美味しかった。お茶菓子としての栗はさすがに甘かったけれど、その甘さとホックリした感じが十分にコスモドリアを思い出させてくれました。

まだあるのか調べてみたら堂々伝統の味としてメニューに君臨し、お値段もむか〜し食べた頃とあまり変わっていないような。真ん中にはレモンだったのか。メニューにグラタンとドリアがあるといつも少しばかり迷うけど、結局いつもドリアを選んでいるような気がする。ごちそうさまでした。

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