3月2日。母の月命日がまた巡ってきました。
先日昼寝中に夢を見ました。夢の中で母はリフォームする前の祖父母の家の台所で棚を掃除していました。下の段に膝をついて拭き掃除している母に「いつもきれいにしていてすごいねえ」と私が声をかけると母は動かしていた手をとめて立ち上がりました。
もう少し会話をしたように思いますが内容は覚えていません。ただその表情で私は母が旅立つのだと感じ思わず「まだいっちゃいやだ」と声をかけ母を抱きしめました。母はなにか返事をしてくれたのですがよく覚えていません。夢の中の涙で実際に泣きながら目が覚めたのは初めてでした。
母は亡くなる数日前の夕方、「おばあちゃんが家に居る気がする」「台所で叔父さん(同居している自分の弟)のご飯を作っている優しくて太ったおばあちゃんがいる」と言っていました。その時に思い出した台所は、床や棚の扉に使われている板は黒光りしていて、全体的に暗くてひんやりした幼い私にはちょっと怖い場所でした。
縦に模様が入った筋ガラスからうす青い光は白い母の顔を照らしていて、黒光りする台所がそこだけ白く明るく柔らかく輝いていました。もういってしまうんだ、最後なんだと思って母を抱きしめた記憶は今も鮮やかです。
昨晩から熱もないのに体中の関節が痛みだしたと思ったら、疲れた時に出る帯状疱疹が出てきました。ここ数日の無理がたたったのか、今日は一日静養中です。
もう8か月経ってしまったんですね。あの優しさにすごく会いたくなる日があります。
返信削除おねーちゃんにとっても会いたかったんだね。きっと夢で会いに来てくれたんだよ。
帯状疱疹大丈夫?おねーちゃんは、休むことをあまり知らないので、この際、しっかり休んでね。
ありがとう。大丈夫、ねえちゃん、一日休んだら今日は全快してました!あの夢でもう完全に向こうの世界に行ってしまったような気がします。今まで引き止めていた方が無理を言ってたんだな、って思います。
削除ほんと?少し良くなったみたいなら良かった。いまここままは、完全に向こうの世界に行っても、ちょくちょくおねーちゃんの近くまで下りてきて見守ってるよ。
返信削除