小一時間ほど変わりゆく空の色を愛でました。
神官さんの参拝を遠くから拝見したのですが、玉砂利の上に高さのあるぽっくりのようなお履きものなのに角度の深いお辞儀をしても全然ぶれなくて感服。
ホテルに戻り、一日の活力朝ご飯をしっかり食べて出発!
内宮の別宮である伊雑宮(いざわのみや)へは山間を走る伊勢道路で行きました。適度なワインディングが楽しいドライブです。
朝の空気はどこまでも透明で清々しくて光と影のコントラストが最高でした。
今回、神域ではなるべく写真は撮らないように心がけ、どうしても残しておきたい風景はお断りしてシャッターを押しました。参拝記念は父のスタンプ帳にならって御朱印です。
囲いの上からのぞく旧社殿の屋根が朝陽で輝いていたのが印象に残りました。
近くにある佐美長神社がナビゲーションでは見つからず、伊雑宮で神官さんが丁寧に地図を書いてくださいました。階段を上がると白く光る静かなお宮がありました。
静寂につつまれて感謝の参拝ができる幸せ。去りがたい心地よさのなか、来た道を戻り内宮へ向かいました。
車を停めて五十鈴川沿いに参道を目指します。
清流五十鈴川
五十鈴川の御手洗場
宇治橋を渡り、日だまりの神苑を歩いて鳥居をくぐり、鉾杉、樅、松、檜、樫、椎、楠、榊などの天然木に囲まれた参道ご正宮に向かいます。内宮の宮城は5500ヘクタールの広さがあるとは驚きです。ご社殿を中心とした神域は93ヘクタール。これだけの自然に抱かれる感覚は言葉では言い表せません。
正宮参拝の後、荒祭宮(あらまつりのみや)、風日祈宮(かざひのみのみや)、滝祭神(たきまつりのかみ)、子安神社に参拝して、
休憩所でお茶を一杯いただき、お陰横丁へ。お昼時と会って賑わっていました。
名物てこね寿司を食べたかったけれど待ち時間45分だったのであきらめました。
出発直前に紹介してもらった同窓生のNさんおすすめのさつま揚げ屋さんでチーズ入りさつま揚げをぱくり。そのあとはやっぱり赤福でしょ!お店でいただくできたては格別の柔らかさです。お寿司食べてたら無理だったので幸いしました。
腹ごしらえの後、天の岩戸へ向かいました。伊雑宮と佐美長神社の帰りに寄ろうと思って左折を逃してしまい、また伊勢道路を戻ります。
曲がってからはかなり細い道になるので途中対向車が来ないか緊張しました。駐車場には車が一台だけ。地元の方が水を組みにきたようで、ポリタンクをいくつか荷台に載せていました。5分ほど歩けば名水百選の一つ恵利原の水穴と神社があります。
2週間に一度水汲みにきているという父娘さん、お父さんは80歳だそうです。この水で炊いたご飯を毎日食べとるからねと笑って、元気に二つのポリタンクを下げて階段を下って行かれました。 わき水はとても美味しかったです。
風穴という札を見つけてちょっと山歩きをしました。いつも歩いているカリフォルニアのハイキングコースを思い出すような昼下りの木漏れ日でした。次に目指すのは鳥羽市安島楽町の岬にある伊射波神社(いざわじんじゃ)です。ここは車を停めてから神社までは1.5km歩きます。3時前に到着目標を立てナビの指示で再びhit the road!
到着は3時5分前。平日の昼下がり、人っ子一人いません。この道でいいのかちょっと不安になって地元のお店で聞いたら「一人で行くの?遠いよ〜」と言われ少しひるみましたが、歩くのは大好きなのでくねくねながらも一本道を進みます。
15分も行かないうちにきれいな入江にあたりました。
そこから岬頂上の社殿まで、参道は急な岩坂になります。
志摩大明神ともよばれる神社は1500年以上の歴史があるそうです。無人の神社で参拝を住ませ、御朱印は神主さんのご自宅にいただきに行きました。
4時半を周り日も傾いてきました。さて、お昼が軽かったからそろそろお腹がすいてきた。
せっかく鳥羽まで来たのだから、有名な伊勢エビカレー目当てあるホテルまで車を飛ばしました。でもやっぱりそれなりのホテルでは予約が必要でオフシーズンにwalk inは無理でした。もう一つのお目当て、海老フライが有名な漣へ 。電話して予約も一応入れてレストランへは6時着。いい感じです。
お腹がすいていたのでメインの海老フライにお造りや海藻サラダがつく定食と海老シューマイをオーダーしました。かなりお腹いっぱいになったけれど、伊射波神社参拝だけで3キロ、当日も2万歩近く歩いたように記憶しています。
食事を終えて外に出れば、とっぷりと日が暮れて冷え込みが厳しくなっていました。翌日は内宮と外宮での御垣内参拝です。
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