朝食前に参拝しました。
こちらの朝ご飯の名物は自家製にがりでかためたおぼろ豆腐にいろいろな薬味を載せていただく一品。お塩も自家製で味わい深いものでした。
お塩をお土産に買って、駅まで車で送っていただき伊勢へ。雨は午後にかけて激しくなるとの予報。まず豊受大神宮(外宮)へバスで向かう予定が雨脚に押されて先に車をピックアップしました。
今回は主な別宮へも参拝したかったので車を借りることにしました。外宮から内宮へという参拝順路は定着していますが、内宮の別宮である瀧原宮は少し離れた場所にありいつ足を伸ばそうか迷っていました。レンタカーオフィスで相談すると、地元でもまずはお瀧さんへと言うと聞き向かいました。
有料道路を走ればまるで洗車マシンの中にいるような雨量で、一時は前が見えませんでした。
高速を降りるころには雲に切れ目がのぞき、参道に着いた時にはすっかり上がっていました。
樹々から静かに雫が落ちるなか参道をすすみます。空気の甘みが身にしみる。
参拝後、豊受大神宮(外宮)へ向かいました。
こちらも激しかった雨のせいか空いていました。正宮へ向かう参道から見上げた樹々が切り絵のようにくっきりと浮かび上がり曇り空なのに空が高く感じた、というか自分が不思議の国のアリスのごとく縮んだような。ご祭神豊受大神は天照大神の御饌都神(みけつかみ)で食物の神様、ひいては衣食住、産業の神様としてお祀りされています。御饌殿では千五百年に渡り毎朝夕に天照大神を初めとする神々にお供えする御饌が作られていて、調理する火は古式に則った形で毎日前夜から身を清めて待機する神官により新しく切り出されているそう。
外宮内の別宮、多賀宮(たかのみや)、風宮(かぜのみや)、土宮(つちのみや)へ参拝。式年遷宮記念館での展示を見学して一休み。
徒歩にて月夜見宮(つきよみのみや)へ。こちらは遷宮が現在進行中でした。
雨上がりの杜は深い緑がより深さを増し、時折静かに落ちる雫が葉っぱをゆらします。静寂の中のかすかな音。ゆらぐ空気の粒子が感じられるようでした。
車で倭姫宮(やまとひめのみや)へ。神宮宮社の中で最も新しいお宮で大正十二年の創建です。
神宮徴古館は改装中で閉館 でした。神宮美術館は閉館まで30分を切っていたのでまた出直すことにして、水滴をまとって輝く前庭を見学しました。
内宮と外宮の中間にある内宮の別宮、月讀宮まで足を伸ばしました。
ここは四つの神社で一院とされるお宮です。どこも緑が深く清純で心が洗われます。 屋根は手水舎。
参拝を終える頃にはきれいな夕焼け空が広がっていました。 この夕陽を二見浦から見たくなって車を走らせました。
波の音に碧と茜の美しい空
移り変わる空と海を見る。ただそれだけ。久々に考えることから離れ開放感を感じました。
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