瞑想リトリートで先生から聞いた話です。
昔々あるところに 感情 の島がありました。その島には、人間の気持ち-幸せ、喜び、悲しみ、自慢、虚栄、愛などが住んでいました。ある日その島は沈んでしまうことになりました。さあ、大変!感情たちは逃げるために船を用意しはじめました。愛だけは、島の最後を見届けようと島に残りました。いよいよ島が沈み始め、水がどんどん迫ってきます。そろそろ逃げないと、と愛は助けを求めて周りを見回しました。成金が大きな金ぴかの船で通りかかったので、愛は、「成金、乗せてくれない?」と頼みました。成金は「だめだね、船は金塊やお宝で一杯さ。きみを乗せる場所はないよ。」といいました。次に虚栄の美しい船が近くを通ったので、「虚栄、助けて!」と愛は頼みました。虚栄は、「あら、いやよ。あなたびしょぬれじゃない。私の船が汚れてしまうもの。」と通り過ぎてしまいました。悲しみの船が近づいてきたので、愛は「悲しみ、乗せてよ。」と頼みました。悲しみは、「こんなことになって悲しすぎるから、一人でいたいんだ。」といって、とまってくれませんでした。次に幸せが通り過ぎたので、愛は「幸せ、ここだよー、助けて!」と叫びました。しかし、幸せはあまりにも幸せではしゃいでいたので、愛の声に気づきませんでした。愛が途方にくれていると、「愛よ、乗りなさい。」と声をかけてくれた船がありました。「ありがとう!」と愛は、間一髪で沈みゆく島から飛び乗りました。それは長老の船でした。やがて船は荒涼たる土地に着きました。愛は船に乗せてもらえたのが嬉しくて、どの長老が声をかけてくれたのか気づきませんでした。近くにいた知恵に愛は「私を乗せてくれたのは誰ですか?」とたずねました。知恵は「時間だよ。時間だけが愛の本当の価値を知っているからね。」と答えました。
お久しぶりです imakokoさん。
返信削除朝から(東京時間10:30AM)すばらしいお話を
読ませていただきました。
「時間だけが愛の本当の価値を知っている」
幸せな時って、はしゃいでいて周りが見えなく、
不幸な時は自分のことしか見えなくて…
人間はいつでもひとりよがり(苦笑)
できることなら、時差をおかずに
いつも愛に感謝できる人でありたいです。
そして、人は「愛する為」に生まれてきていると
思うので、いつでも愛することができる人でもありたい。
愛の連鎖で世界が、いやもっと身近で言うと、
社会や生活が穏やかになったらいいなと思っています。
Love and peace!
jai jai
さすが、Jai Jaiさん、奥深い!この話は人によって解釈がさまざまなようです。私は時間が明らかにしてくれる愛のことを言っているのかなと漠然と考えました。そのときはわからなくても愛にあふれたもの。
返信削除それは親の愛であったり、いや、もっと大きなもの、成長するために多くの試練を私たちに与えてくれる大きなものの存在かな。
おっしゃるとおり、時差をおかずに愛をgive, receive & appreciateできるようになりたいですね。