2011年1月27日木曜日

Artistic Night

このところ日中は20℃半ばの暖かさ。もう春が来たようです。

月曜日はヘアスタイリストのR氏と当ブログにも度々登場するアーティストMomokoさんを招いてのディナーでした。R氏には知り合いを通じて出会い過去6年ほど髪を切ってもらっています。がっしりした体格と凛々しい顔の輪郭は一見不動明のようなR氏ですが、笑顔が素敵で盛りだくさんの話題でサロンでの時間はあっという間に過ぎて行きます。
Momokoさんは週に二日、うちの近くのレストランで働いているので、年明けから何度か泊まりにきていました。でも仕事後ではご飯を食べる時間もないのでもっぱらお酒とおしゃべりなのでフルコースディナーは初めて。

献立は定番のsmall plate(きんぴら、ひじき、お漬け物などなど)、茶碗蒸し、そしてメインは大根のステーキとレンコンのオーブン焼きわさび塩添えとほとんど野菜でした。
R氏はひじきを気に入っておかわりしていました。茶碗蒸しのできばえもよく、酒粕入りクレソン味噌汁も好評でした。

デザートには週末マーケットで買ったちいさなかわいい柿をつかいました。
果肉にTriple Secを加えて、砂糖はあえて加えず、柿の甘さだけで作った寒天よせ。

もう一品はきんとんです。
あんこは緑豆と白あん、きんとんはサツマイモとグリンピースです。グリンピースの餡がとてもおいしくできました。
白あんと野菜のマッシュを混ぜきんとん濾しでそぼろを作って餡玉にまぶします。合羽橋で迷いに迷ってステンレスではなくて竹製にしたきんとん濾し。手に優しく使いやすく気に入っています。野菜と餡の自然な甘さがまあるい形になりました。
そしてディナーが一段落して、Momokoさんが作品をテーブルに並べるとRの目がきらきら。彼とは趣味が合うのできっと彼女の作品を気に入ると思っていました。
彼自身美しいものが大好きで、アンティークのパーツを集めてジュエリーを手作りしたり、骨董品や美術品を集めています。淡水のブロンズパールとアンティーククリスタルをふんだんに使ったネックレスは新作で、既に買い手が決まっているそう。

それを錆びた釘やねじのリサイクルアートに載せると色味が同じで見分けがつかなくなりました。Gold, bronz, brown, dash of green & black. 大好きな組み合わせです。

結局迷いに迷って5作品お買い上げ。手描きの曲線が美しいSignature workのLinescapingをはじめコラージュ作品、樹脂リサイクリングシリーズ、木箱や和紙などを使った一点ものなど、どれも独自の美しさです。

この作品はその名もPills"r"Us
彼が幼少時代の思い出を熱く語り思いが通じたのか、彼女は手放すつもりがなかった作品も彼のもとに渡りました。草の実や豆を樹脂で固めた作品の裏(表?)から光を当てると幻想的。ライティング次第で表情が変わります。
直接アーティストから説明を聞きながら作品を買えて彼も大喜びでした。代金の一部はヘアカットで、アーティスト同士ならではのexchange。夜な夜な4時近くまで盛り上がった夕べとなりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿