2011年1月17日月曜日

無洗米活用法

日本で無洗米の美味しいのを食べて衝撃を受けた経験があります。私は古い頭で洗わないお米なんて!と驚きました。水を入れても濁るし、糠をとるプロセスも電力を使うし、タピオカを使う方法やらもあり、エネルギーやその他のコストがかかっているはずと見向きもしませんでした。しかし調べてみたら米の研ぎ汁に含まれるリンや窒素は浄化が難しいらしい。洗わなければ栄養の流出も防げるらしい。悪いことばかりでもないらしい。

ということで初めて無洗米を買ってみました。有機無洗米は見つからず、海外では人気品種の錦の無洗米を購入。London時代はもっぱらお世話になっていました。

白米として炊いた時のお味はう〜ん、いつものニジヤ米の方が美味しい。。。水加減をいろいろ試してみましたが、どうもなんだか。そして翌日になると味の差はより開きます。無洗米は鮮度が落ちやすいそうなので、私が買った袋が古かったのかもしれません。二人家族では鮮度が落ちやすいのは致命的。

よっしゃ、早く食べなきゃ!とご飯レシピが続いています。

先日はいい有頭えびが手に入ったのでパエリアを作りました。フライパンで簡単にできました。チキンやソーセージなどを入れると味が深まるのでしょうが、肉苦手な私のために出汁が出る具はえびのみとなりました。

2-3人前
無洗米 1合
えび 300g
グリーンペッパー 半分
玉ねぎ 半分
マッシュルーム 4-6個
トマト 生1個または水煮缶で同量
ハラペーニョ 1個
にんにく 3片(これも家はたっぷり)
レッドペッパー 半分
サフラン 少々
パセリのみじん切り 大さじ2
えびは殻をはさみで切って背わたを取り3カップの湯でさっと茹でる。茹で汁はとっておく。
  • にんにく、ハラペーニョはみじん切り、玉ねぎ、グリーンペパーは細かく切る。マッシュルームは大きければ半分に切ってから薄切りする。
  • レッドペッパーは縦に薄く切る。
  • サフランは少量のお湯に漬けておく。
  • 鍋にオリーブオイル大さじ2を熱してにんにく、ハラペーニョを炒め、玉ねぎを加える。しんなりしたらグリーンペパーとマッシュルームも加えて焦がさないように野菜の甘みが出るまで炒める。
  • トマトを加えてよく混ぜサフラン、ローリエ、黒こしょうを加えて炒める。
  • トマトがペースト状になったら、えびの茹で汁3合分(540cc)と胡椒を加え火を強めてからお米を入れる。パセリのみじん切り大さじ1も加え軽く混ぜて塩で味を調える。
  • 沸騰したら火を弱め20-30分くらい弱火で炊く。
  • 炊きあがる10分ほど前にレッドペッパーを上に、5分ほど前にえびをのせて炊き上げる。
  • 残のパセリのみじん切りとくし形に切ったレモンを添えていただく。
作るより手順を書く方がめんどくさい!というくらい簡単に出来ます。トマトを入れるとサフラン色が余目立たなくなるので、黄金色のご飯にしたい場合はトマト抜きをお勧めします。
そして無洗米が活躍したもう逸品は蟹のミルクピラフ。これは以前のレシピの鮭をたらばがに。お年始にいただいた蟹缶全部使っちゃいました!
下味不要、缶汁ごと使います。おいしかった〜。蟹バージョンはスライスアーモンドをのせない方が舌触りも味も柔らかでおすすめです。


またもや2合+具沢山のこのピラフを二人で完食。。。Dannyは前日具合が悪くて食事をとらなかったので彼の方が多く食べたとはいえ、反省。いつも作ると食べてしまうのだから、半分で作ればいいのですよね。いや、半分じゃ足りず後で何かに手が伸びると困るから一合半かな。

無洗米はうまく使えば便利だし生活排水のカットにもなる。しかし無洗米と行っても全く洗わずに利用している人は約4割とのこと(詳しいレポートが国民生活センターから出ています)。米をに水を注ぐと無洗米でも水はかなり白く濁ります。米のでんぷんとのことですがそれが気になる人も多いのでしょう。また日本では価格も無洗米の方が高いらしく、下水道代を差引いても家計に特にプラスにならないようです。米のとぎ汁を再利用している人は5割弱だそう。こちらでも価格差があるのか気づきませんでしたが、今度改めて無洗米vs.有機精米を味見してから我が家ブランドを再検討しようかな。

お米の種類もこんなにたくさんあってすぐに手に入る地域にいることに感謝です。

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