遅れていますがご挨拶状を発送します。亡き父の法要はもちろん、自分の実家サイドもきちんとしていた母に申し訳ない気持ちと、伝統的なしきたりに着いていけない自分。母は私にそれを望まなかったにせよ、母が彼女が愛した人たちを弔い供養したのと同じ方法を踏襲したほうが喜んでもらえるのか。そんな葛藤が未だありながら、行動には移せない自分が情けなくなったり、それでも心は通じると開き直ったりの繰り返しです。
日本が誇る(?)戸籍制度。やっと母の出生からの戸籍が全部届いたので、この二日間は手続き関係で35℃の空の下歩き回っていました。連日万歩計は12000歩以上を記録して、いい運動ではあります。
天国に行く最後の日に、遠方から母を二回も見舞ってくれたさとちゃんからこんなメールをもらいました。本人に許可を得て一部をここに引用します。
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おねーちゃん
こんにちは。
今日は、OOさんの49日だね。
早いね。。。
OOさん、これから天国に向かっていくんだね。
おねーちゃん、OOさんにいっぱいお見送りの言葉をかけましたか?
実は、昨日、不思議な事が起きました。
今日の札幌は、雨が降って肌寒いのだけど、昨日は、 晴れていてさわやかな風が吹いていたので、 ふと思い立って夕方森林浴をしてから帰りました。
その際、公園でOOさんに良く似た人を見かけました。
薄いグレーか銀色かのお着物を着て、びっくりしたのが、 私がOOさんにあげたようなグリーンのショールを肩からかけてい ました。
でも髪の毛は、OOさんは、白髪だったけど、その人は、 黒い髪で、メガネをかけていました。
私が、あまりにじっと見たので、その人は、 私に向かってにこっとしたので、私もにこっって頭を下げました。
でも他人のそら似かもしれないけど、良く似ている人だったなぁ。 。。
なので49日の1日前にさとに会いに来てくれたのかと思いました 。
おねーちゃんと札幌に来るって病室で言ってたし、 来週おねーちゃんが来るから先に下見をしていたのでしょうか。。
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火曜日。まだまだ暑い東京でも、空の蒼は初秋を思わせる高さでした。☂の中を天に昇って行くよりラクチンだよね、おかあさん。
私の母は父が亡くなった後、『お父さんが蝶になって肩にとまった」なんて言ってました(笑)。49日などは特に亡くなられた方を思っているので残った家族や友人が愛する人の魂を感知する力がパワーアップされているのかな、な~んて思いました。
返信削除昔から伝わっていることにはやっぱり深い意味があるように思います。49日間が過ぎてなんだかなあ。この気持ちもきっとこの世に残る者たちにとっての学びなんだと。無駄って無いんですね、ほんとよくできてる。
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