南から近づいている台風のせいか、この数日かなり風が強いです。そのお陰で暑いのだけれどなんとかしのげてるこのごろ。暦の上では立秋ですからね。
ダニーは今日無事に成田に着き、近くの駅まで自力でやってきました。出る前に脅かしておいたのと風通しの良さで、額に汗を浮かべながらも思ったより過ごしやすいと言っていたのでよかった。心頭滅却すれば火もまた涼しさと昔の人も言いましたからね(ちょっと違う?)心の持ち様も大切です。
着替えて夕暮れの町に出ました。ほぼ3年ぶりの懐かしい道々。母と三人でもよく歩いたあたりは夕餉の香りに満ちていてせつない。でも嬉しい。
まずはフローズントップビールで乾杯。なにげに頼んだ北海道フェアメニューからの二品が美味しくて笑みが漏れます。
花咲蟹の冷製カッペリーニはさっぱり目のペストがかにの風味とのバランスを保っていていい。
帆立のカルパッチョは塩昆布の細切りがちりばめてあってラディッシュの歯ごたえとほのかな苦みが帆立の甘みを引き立てていました。満足の一品!ラガービールはこの帆立料理には全く合いません。反面スタウトはすごくいいペアリングでした。
帰り道、炉端焼きの店で第二タパス開始。タパスというには大きすぎるホッケまで頼んじゃった。この店も3年前のお正月明けに母と叔父と四人で来た場所でした。
なんだかなあ。ダニーが来てくれたお陰で、空間がいい意味で歪んだというか。ふと母の声が聞こえてきました。「あなた、私が生きてた頃は出歩いてばっかりだったのに、今、家にこもってどうするの?」と。ひとりご飯もしていたけれど、お腹は一杯になったようで実は満足していなかった。今日、帰国後さんざん通った道が全く違って見えました。今まで目にも入らなかったお店や看板がどんどん目に飛び込んできたのにもびっくり。そういう時期に来たのかなんなのか、深く考えずに夜の町を歩きました。
ダニーが着いたときいてとても安心しました。同じ空間なのに次元が変わったような?そんな気にさせてくれる写真だね;-) Andy 女
返信削除Andyさん、ありがとう。昨日ダニーは帰っちゃいましたが、彼が居た数日間は脱日常できました。さて、これから現実と向き合わなくちゃね。
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