北海道土産のほんの一部
昼はさとちゃんおすすめの北海道限定どん兵衛。昆布だしが確かに利いてます。ちょっと麦飯が余っていたのでひとくち茶漬けにして完食。日本酒は仏壇にお供えして、二本をCAに持って帰ります。
留守にしていた4日の間に届いた多くの書留郵便や荷物の整理をして、火曜のゴミの日に出すためにシュレッダーを始めたら大きなゴミ袋に4袋!これは母は廃棄書類をまとめていた分だけで、まだまだその他にも沢山あります。うちには大きなシュレッダーがないのでまとめておいて都度近所の従兄弟に借りていました。家庭用としては大きな方ですが、それでも連続使用すると泊まってしまいます。昨日は休み休みがんばってくれました。
主に2010~12年の書類でしたが、光熱費、カード、金融機関の明細とまあ母の支払いの軌跡がきれいに全て残っていました。そして数々のお取り寄せの品の支払い!こだわりコーヒーからリピートして取り寄せていた地方の珍味や銘菓、コスメのお試しセットなどなど。美味しいものをみんなで分け合うのが大好きだった母らしいです。そしてよさそうなものはどんどん試してみようという好奇心。やっぱり私たち似てるなあ。でもこれだけのモノを入れてもちゃんと捨と離ができていた母を尊敬します。
やっと涼しくなったので、デスクトップのコンピュータをラックごと二階の母の部屋へ移動しました。以前私が使っていた六畳二間の畳部屋を母は一部屋をリフフローリングにして、もう一部屋は畳を張り替えて何もおかずにつかっていました。ベッドは新しいけれど机や付属している文房具など私の中学時代から変わらずなんだかふしぎな気分です。私が勉強したライティング机で母はお習字や俳画を練習したりしていたんだなと思うとほっこりします。
昨日はお隣さんにお呼ばれして、ちょっとお茶だけのつもりで伺ったら手作りピザからビールまでごちそうになってしまいました。品川から引っ越してこられたのはかれこれ20年ほど前のお隣。私がロンドンにいた時分に娘さんとお友達と三人でうちに遊びに来てくれたこともあり、母の葬儀が終わった後では立派なお花をもって寂しくなるねとお参りして下さいました。ここは祖父祖母が戦後に建てた家です。無口な祖父と対照的に祖母は町内会の婦人会会長としても地域の中心だったそうです。しかし祖母亡き後しばらくして実家に戻った母はずっと仕事をしていたし、それほどご近所とのおつきあいはありません。でもこのお隣さんとはありがちな人のうわさ話など関係なく楽しいお話ができていました。
ちょっとお茶のつもりがおいとまする頃はすっかり黄昏れ
息抜きもしながらも昨日はかなり片付けました。でもやればやるほど「ああこれも」と思うことが殺到して頭真っ白。今週も来客あり、外で会う約束あり、役所通いありと予定盛りだくさん。一時は楽しい約束を全部キャンセルしてでもやることを片付けねばと焦りまくりました。でも一息ついたら、約束を反故にして数時間を捻出しても全部は終わらない、なら今会える人との時間を大切にしようと自分で点けて燃え上がっていた火は無事鎮火しました(苦笑)。
そんな一人パニックの一日を終えて、久々に横になったベッドで本を広げたら昔にタイムスリップしたかのように懐かしい思いがあふれてきました。
祖母が亡くなって小学校5年生でこの実家に越してきました。オレンジ色の電球の光がもの悲しく、それまで洋間に居たのに畳の部屋に布団で寝ることが心許なかったこと。その後畳の間にカーペットを敷いて洋風の部屋に改造してみたけれど、今は床の間と畳の香りに和む自分がいます。私が大学生の時にプレゼントしたティファニーランプのひかりの下で、去年から母は私が集めていたマンガ「美味しんぼ」を本棚から見つけて楽しんでいました。私も知らない新しい巻も数冊そろっていました。
もう知っていたけれど、そこここに残るちょっとしたサインで母が毎日を楽しんでいたのだなあ、と心があったかくなった夜でした。
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