2014年12月13日土曜日

迷い、怒り、反省、感謝のループ

常に今しかないんだと実感したあのころ。あまり一緒に時間を過ごすことなく9000キロも離れた土地で暮らすことになった母にもそんな私の日常を知ってもらえたらと始めたブログでした。

そのうち特にテーマもなく季節の移り変わりや実験料理や旅先での話、愚痴やなにやかやまで雑多に書くようになりました。揺れる感情を静観する間もなく書いてみて後で反省することもしばしばです。でもある意味、その時点のスナップショットを残したことで学べることもあります。

このところかなり低迷していました。とにかく動けずすぐ睡眠に逃げてしまっていました。とにかく寝ている間だけは解放される事を望んで。英国時代にうつになったときもこんな感じでした。ああまたやってきてしまったか。とにかく体を動かそう、ただ歩くだけでもいい、ほらあのときだって楽になったでしょと経験値は信号を出します。それでも何もできない。前々からの約束だけはかろうじて守れる。それができるならうつじゃないって言われそうですが、その約束を実行した後の後退の激しさに戸惑います。

片付けの手は止まり、既に引き返せない決断を悔い、母のいない事実に憤り、ここではとても書けない思考が頭を巡り、深く反省する。そんな繰り返しでした。冷静にみればとても恵まれています。体は健康だし、生活の基盤が脅かされている訳でもなく、支えてくれるパートナーも友人もいてやるべき事だけやればいい。結局"ない"ものに焦点をあわせる癖が抜けないから苦しんでいる。

今日もあやうく一日寝てしまう所をなんとか起きてほんの少し片付けました。とにかく体を動かそうと一大決心をしてスポーツセンターに行ったら、明日の選挙投票所になるとかで休みでした。でも見上げた夕焼けの空が、冷たい風が、自分から降りて行ったとはいえ深い井戸で浅い呼吸に喘いでいた自分を救ってくれました。
よし、今日は心が痛むことはもうやめた。逃げにせよ何にせよ、このところやるべきことをサボってしていたことを書く。きっかけは何だっていい、この低迷から抜け出すんだ。感謝の気持ちを忘れずにいれば沈んでも浮き上がれると今日また(誰から?)教えてもらったようです。

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