日本 Day 1-3

火曜夜に無事到着しました。羽田空港の国際ターミナルはこじんまりしていて、成田と違って入国審査を受けるとすぐ目の前がbaggage claim。ゲートからターミナルまで距離が短いので、荷物が出てくるまでがとても長く感じたほどでした。到着から通関まで30分以内。

母と友人のMさんが迎えに着てくれました。母の目的は、旅行客より国内観光客で賑わっているという新羽田空港見学。Mさんと展望台を見たり、お店を冷やかしたり、楽しんだようです。お土産はHello Kitty大福。チーズ、抹茶、小豆、チョコの4種類があるそうです。タクシーで実家まで15分には感動！

成田便だと夕方 3-5時代、それから移動して家に着くのは6-7時代。翌朝3時半頃目が覚めますが、今回は5時まで眠れました。これもうれしいかな。

翌日はあいにくの雨。しかし忙しい日々となります。我が実家近辺はスーパー激戦区。そこに殴り込みをかけるように、新たなスーパーができました。数々の目玉商品を前に、開店5分後には超満員。私も母からのミッションで買い物に走りました。立派な葉つき大根が 98円なり。US有機だときっと1000円位しそうな大きさでした。

正午前には母の妹たち3人がそれぞれ住む街から集い、クローバー会（四姉妹＋一兄弟）が始まります。月に一回、それぞれの自慢料理を持ち寄って、昼から発泡酒缶がいい音を立てて開けられます。私はトルティアとメキシカンチーズとチリソースを持ってきてケサディアを作りました。二日目はこれにて終了。

本日三日目木曜日。行きつけの整骨院で腱鞘炎の治療をした後、母をつれて国立演芸場に向かいました。お目当ては講談。今回JALのフライトで、女流講談師の神田陽子さんの忠臣蔵を聞いて一気に興味が湧きました。忠臣蔵のストーリーを詳しく知らなくとも、語り口、扇の使い方、音だけで話に奥行きを生ませられるワザ。魅了されました。お顔を知らなかったのでググってみたら、予想通りきれいな方。ライブで観てみたいなと思っていたら、ちょうど国立演芸場の11月中席に出演されていたのです。

すぐにチケットを手配。漫才、マジック、都々逸、講談、落語ありの合計3時間半で、おいくらだと思います？一般前売り1800円。シニアにおいては1100円。芸歴30年のベテランさんもいるのに、このプライス。なんだか申し訳ない思いでした。平日で客席も空き空き。今日の神田陽子さんはなんと椿姫がお題でした。

終わってクリスマス飾りが始まった銀座へ。やっぱり銀座は大好きです。

その足で大好きな書画家ぼうずサンこと、田中太山氏とマネジャーのY氏と新橋の創作フレンチのお店、Bois Vertに行きました。ご主人は関西出身だそうですが、青森に魅せられて近海の魚貝類や名産のなどの食材を使って、ワインや地酒と楽しむ現代青森料理を出されています。

鮮魚のカルパッチョは昆布がしいてあって、昆布締めのようできちんと洋風。

シーザーズサラダにはやわらかい釜揚げシラスがたっぷり。クルトン代わりの揚げ南部せんべいがまた歯ごたえがよいのです。

アンチョビは大きめ鰯を塩をふった後にぬか漬けして焼いたもの。丸ごとをフォークでつぶして、自家製焼きたてパンにつけていただきます。

ひめホタテのエスカルゴ風はパセリバターがきいていてこれまた絶品。

黒ニンニクのペーストをのせたふんわりピザには蜂蜜をかけていただきます。青森がニンニクの産地だとは知りませんでした。

ニンニクの香りとチーズの塩気と蜂蜜の甘さが後をひくひく！この時点でもうおなかいっぱい。しかし。。。。Y氏はお酒は飲みませんが、一日一麺をモットーとされているので、パスタをオーダー。

このペペロンチーノには青森産の長芋すりおろしがのっていて、卵を崩していただきます。スープにパンチが効いてお酒の後にはとてもうれしい。最後のスープまで飲み干したい美味な一品でした。

最後はカシスのソルベ。添えられた氷は日本酒を凍らせたものでした。これだけでかき氷を食べたいくらいのおいしさ。すべて感動です。地酒も豊富でいうことなし。もっと早くに知っていたかったお店でした。

ぼうずサンは今日も作務衣姿。小田原を出てくるときは雨が降っていたということで、京都で購入した番傘に、坊主染め抜きのコート。粋じゃあありませんか！

お土産に来年のカレンダーにメッセージもいただきました。

よく笑い、よく食べて、よく飲んだ一日でした。ぼうずサン、日展のチケットありがとうございました。芸術の秋を楽しみます。