2010年12月19日日曜日

納豆テイスティング Part 3

道に続く企画、納豆テイスティング。不定期ではありますが、これからもぼちぼち実行します。Part 2日本編は編集が必要なので後日up予定。今日は下記二つの比較です。
雪誉(ゆきほまれ)北海道産大粒大豆100%使用
大豆のちから 小粒 元気な毎日パワフル納豆
前回同様基本ルール&ステップはこんな感じです。
1. 添付のたれ/からしなどを入れず、混ぜる前に豆の大きさ、形、匂い、歯ごたえ、味を評価。味見の間にはほうじ茶を一口飲む。
2. 添付のたれ、からしを加え、30回混ぜてネバネバ度、味を評価。
3. ご飯とのなじみ具合、一緒に食べたときの味を評価。味見の間にはみそ汁を一口食べる。
薬味はなし。食べ比べる納豆は同じ日に購入した物とする。
Round 1 豆の大きさ、形、匂い、歯ごたえ(添加物なし)
『雪誉』 (51g, 90kcal)
さすが大粒大豆をうたっているだけあり、大きさは立派です。香りは強くありませんが、大豆が「畑のお肉」だったことを思い出させるしっかりとした歯ごたえと味わい。発酵食品というより、おせんべいに焼き込まれている黒豆のような香ばしさを感じました。大粒が好きな人にはたまらないでしょう。
『大豆のちから』 (46g, 86kcal)
大きさは雪誉1/4程度の小粒。こちらも香りはマイルドで発酵食品としてはおとなしめ。体に美味しい『e水』を使っているとのことですが、特に違いはわからず。豆の味も可もなく不可もなくといった無難なお味。
両方とも遺伝子組み換え大豆ではありません。雪誉はパッケージにあるように北海道産100%、大豆のちからは原産地の表示なし。栄養価で言うとタンパク質が7g、炭水化物6g。繊維質は表記によると雪誉は0g、大豆のちからは3g。これだけ大粒の豆で繊維質ゼロってことないとは思うのですがどうでしょうか。
Round 2 添付物を加え、30回かき混ぜてネバネバ度と味を見る
『雪誉』

ちょっと固めでほぐれるのに時間がかかりました。タレは鰹風味の濃い、ちょっと魚醤のような風味を感じました。辛しはよくも悪くも特徴なし。ネバネバ度は普通の納豆より弱いような気が市内でもありませんが、個人的にネバネバ度には拘らないので充分。噛み応えのある大粒納豆です。
『大豆のちから』
こちらは添付のマスタードの味が強い。タレとマスタードを加えたとたん洋風の趣が強くなります。お酢の風味が強いのか。タレ&マスタード前後の味が全く違うのが面白い。ネバネバ度は普通だと思います。
Round 3 ご飯とともに
今日のご飯は白米、お味噌汁はお豆腐とネギ。

『雪誉』は個人的に大粒を食べ慣れないせいか、ご飯とのなじみ具合にちょっと違和感を感じました。おかずとご飯を食べているかのような満足感はあり。私は粒のサイズには特に拘らないのですが、大粒が好きな人はこの噛みごたえが好きなんでしょうね。
『大豆のちから』はよくある小粒サイズの納豆と同じでご飯にはなじみます。洋風マスタードの味は温かいご飯に載せるとよりお酢の香りが引き立ちます。パンに載せてもいい感じ。ネバネバ度はご飯に載せる頃には落ち着いた感じです。発酵度が低かったのか?パッケージに寄っても発酵度合いが違うことがあるらしいと知りました。
豆の大きさの比較はこの通り。ここまで違うと同じ納豆でも似て非なるものとなります。今回はかなりラフなテイスティングでしたが、どちらも美味しゅうございました。
さて、以前から納豆の品評会なる物があるのではないかと気になっていました。すると『雪誉』のパッケージには誇らしく「優秀賞 全国納豆鑑評会 納親会会長賞受賞」とあるではないですか。調べたら全国納豆協同組合連合会の主催で毎年鑑評会が行われているようです。その他同連合会はセミナー開催や市場動向のリサーチペーパーの出版、はたまた納豆エンジェルやミス納豆を選んで納豆の普及を推進するなど、多様な活動をしています。納豆会館なるものが浅草にあることも知りました。今後重要なリソースとして活躍しそうなサイトです。

4 件のコメント:

  1. 一ヶ月の日本滞在、納豆は毎日食べまくってました。個人的には私は大粒の納豆が好きです。NHKの番組で納豆を作っているのを観ました。蒸した大豆に納豆菌を吹きかけて一日で完成。合衆国でも納豆菌が入手できるそうなので是非つくってみたいと思ってます。

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  2. 今えみこさんの体内では納豆菌が今まで以上に大活躍ですね!
    こちらでも納豆菌手に入るの?それはしりませんでした。市販のパックの一部を使うやり方で作ってみようとは思いながら、オーブンで温度管理をしながら発酵させるのがDannyに悪い気がして、まだ作っていません。匂いが出ない発酵方法があれば教えてください!

    ところで”合衆国”というきちんとした日本語は久々に読みました。そうだよな〜、税金だって法律だって違うし、と改めて納得。

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  3. 以下のウェブサイトに「合衆国」内で納豆菌を購入できるところが記載されてます。でも今度日本に行ったときに買ってきてもいいかもね。
    http://www.nattou.com/topics/kin.html
    NHKで観た番組でのレシピがわかったら知らせます。でも納豆って不思議だよね。どうみても見かけは美味しそうじゃないし匂いだってくさいといえばくさい。納豆のどの部分が日本人の味覚を刺激するのでしょうか???

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  4. 興味深いリンクを送ってくれてありがとう!
    私は最初はパックの納豆から作ってみたいな。発酵の度合いがゆるくなると栄養価に関係ありそうだけれど、匂いが苦手な人には朗報よね。

    納豆のおいしさは発酵で増えたアミノ酸のうまみでは?味噌とか醤油とかのうまみに慣れた日本人には匂いと見かけさえ乗り越えれば、根底にはタンパク質が分解されたうまみを感じると思う。くさやとかもそうだし、チーズだって発酵してすごく臭いのが美味しかったりする。ただ最初に納豆を食べた人はすごいと思います。

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