明日何か楽しみをつくればいいのだ!とふと思い立って、ちょっとお洒落れにランチしようよと友人にテキストすると乗ってくれました。
そして出かけたのがMichael Mina。19のレストランの一つがFinancial Districtのど真ん中にあります。Executive ChefはRon Siegel。料理の鉄人坂井氏を対決で破った唯一のアメリカンアイアンシェフだそうで、一緒に行った友人はRitz Carltonで彼の料理に心から感動したと言います。
Michael Minaのケータリング料理には私もプライベートパーティで感銘を受けました。キッチンでてきぱきと動くシェフたちにも感動したし、お料理も素晴らしかったです。プロの仕事を間近で見ることができた貴重な体験でした。
ランチは11:30 am - 2:00 pm。カウンターでバーランチをしました。ワインを飲みたかったけれどぐっと我慢。
バージンカクテルを頼んでみました。
indian limeade - lime, honey, kaffir leaves
karate kid - sencha green tea syrup, ginger ale, shiso
左側の上に乗っている泡はしそフレーバーで下はジンジャエール。ちょっと甘過ぎ。。。これなら水だけの方がよし。今回の重要な学びです。
パンはサワードウ。好み的には特に選ばないパンの種類なのですが、こちらのはクラストがカリッと香ばしくものすごく美味しかったです。ホイップバターも軽め。プレート類は全てお店のためにデザインされたオリジナルハンドメイド。寒色系の色なのに土のぬくもりが感じられます。
前菜のサラダ
ecopia farms greens
black mission figs, hawaiian hearts of palm, sherry & shallot viniagrette
もう季節は終わりかと思いきや、まだこんな美味しいイチジクがあったなんて!椰子の芽といっていいのか、薄切りのhearts of palmは力強い大地の味がして、ヴィネグレットがまた強い酸味なのにいやみさが全くありません。全体に渡って感じましたが塩そのものが旨みをたっぷり含んでいました。
リゾット
carnaroli risotto 15
foraged wild mushrooms, heirloom carrots, parmigiano-reggiano
熱々のリゾットは舞茸のような歯ごたえのよいきのこ入り。かわいいサイズのにんじんは京人参のような濃い色と味でした。
フィッシュ&チップス
sanddab ‘fish and chips’ 19
pommes pont neuf, hijiki-lotus salad, house made malt vinegar, gribiche aioli
イギリス風のパブフードと比べたらなんと繊細なことか。まずお魚がサンドダブ。小型のカレイです。この魚はうすいけど味が濃くて、塩こしょうしてバターでカリッと焼き上げるともう最高!もちろんムニエルにしたり、野菜を巻いたり、いろいろに料理できます。衣が変わっていて極細の素麺のフレークをつけたかのようないがいが衣。もちろん揚げたてがでてくるのですが、温度が少し下がってもこの衣ならさくっさくのまま。よく秋の懐石料理では、こういう衣で栗を揚げたりしますよね。そして下に敷いてあるひじきサラダがおいしかった!れんこんの歯ごたえもよく、和風すぎないドレッシングが魚とタルタルソースとの相性もよし。タルタルソースは涼しいディルの風味でさっぱりしていました。玄米酢もまろやかな酸味。チップスは米粉の衣を着けて白いままゆっくり揚げてあり、火の通し方は生から調理済みに切り替わるギリギリの線といった感じ。米粉の衣で揚げもちもどきとなった数本のチップスをゆっくりと味わいました。
デザートは時間が押していたのでまた今度。
食材の新鮮さはもちろんのこと、メニューのアイデアも提供された空間とサービスも落ち着いていて気持ちのよいものでした。
食事は舌だけで楽しむにあらず。会話を楽しみながら五感をフルに刺激されてリフレッシュした金曜日の昼餐。忙しい午後も無事乗り切ることができました。
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