2013年12月22日日曜日

Ireland 2013 - Day 3 Galway

Galway二日目。朝中々起きられなくて、ゆっくり目に朝食の後出発。
定番ベジタリアンブレックファスト
この日はダニーが企画したミステリーツアーとなりました。私が寝ぼけている間にオンラインとガイドブックで行き先数カ所をピックアップしてくれた模様。
 1時間ほど運転して着いたのはCongというとってもかわいらしい町でした。
コングは、ケルト美術を代表する有名な装飾十字架Cross of Congが発見された場所で、近代では1950年代の映画"Quiet Man”のロケ地として有名です。
映画の記念碑


廃墟となった今も重厚な面影を残すCong Abbeyの歴史は7世紀にさかのぼります。
今は世界中からゲストが訪れるホテルとなっているAshford Castleを囲むようにトレイルがあり、1時間ほど森を歩きました。
アッシュフォード城パノラマ写真 by ダニー


低い太陽と川のせせらぎ。目に優しい森の緑と足下を包むぬれ落ち葉の柔らかさ。心と体にじんわりしみる心地よさです。強い風も森の中では和らいで、少し歩けば汗ばむほどでした。
そこからさらに田舎道を行きます。アイルランドに山はないと思っていましたが、高い木こそ生えていないけれど、丘陵というには高すぎる堂々とした山々がありました。細いくねくね道だけれど、見晴らしが良いので開放感味わいながらのドライブになりました。
海岸線が入り組んでいる上に、対岸に山が見えたりするので、湖のほとりを走っているように感じるけれど、水は大西洋のものです。晴れた日にクルーズでもすると気持ちいいでしょうね。雨と曇りの風景も息をのむほど美しいけれど、写真にその美しさをとらえるのは難しいですね。

次に着いたのはカイモアアビー。現役修道女たちによって運営されている施設です。当日からクリスマス休みで内部を見学することはできませんでしたが、そこまでのドライブ自体が素晴らしかった。

雨脚強まる中Clifdenへ。途中、うそ!?と言うくらい細い相互通行の道があり、制限速度は80km. かち合ったらどちらかが、かなりな距離を戻ることになるのは間違いなし。結果は一台の車とも出会わず無事クリアできましたが、かなりスリルを味わいました。

クリフデンに着く頃には土砂降りもいいとこ。元々この町は夏のリゾート地なので、おすすめシーフードレストランも10月から3月まで休業でした。開いているパブを見つけたのはいいけど、車を停めてお店に入るまでの数十歩でずぶ濡れ。
でも中に入ればピートをログ状に固めた薪が赤々と火を灯していて、食事が終わる頃にはすっかりコートも乾いていました。
シーフードチャウダーとヒラメの薄衣揚げ。チャウダーにはスモークフィッシュがたっぷりで心から温まりました。
自分たちがなじんでいる安定した気候とは全く違う日常があることに、驚くばかりです。
下の写真は車窓から撮影。きれいな夕暮れですが、外に出たら飛ばされていたかも!というくらいの強風でした。
あれほどの雨雲も強風で吹きとばされたのか。もう少し海岸線を南下して美しい風景をまぶたに焼き付けました。
ゴールウェイに戻り一息ついて、Druid Theatre Company演ずる”The Colleen Bawn"を観ました。Druidはゴールウェイに拠点を置く劇団で、海外遠征も頻繁に行っています。初演は17世紀のロンドンという歴史ある演目が劇団らしい演出で生き生きと仕上げられていて、笑いありアクションありで目が離せないパフォーマンスでした。
盛りだくさんの3日目も、ギネスを飲みながら無事終了。

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