先月の話題になりますが,芸術の秋の流れでご紹介します。この辺りでは8月末から9月にかけてArt Festivalと呼ばれる催し物があちらこちらで開かれます。街の目抜き通りや大きな駐車場にブースがたてられ,多くのアーティストが作品を展示します。時にArt & Wineだったりもして、出店も楽しみの一つです。
今年はゴールデンゲートブリッジを渡ってすぐの海辺の街、サウサリートのお祭りに行きました。ここのお祭りは今年で57回目という歴史あるもので、毎年レイバーデイ(9月の第一月曜日)の週末から3日間開かれます。
風が心地よい水辺のサイクリング
会場近くに住む友人宅まで車で行って,そこから皆で自転車で会場へ。自転車は運動によし、入り口すぐ近くまで入れて係の人が停めてくれるし、なによりもエコ!
400近いブースでは絵画、写真,彫刻、ジュエリー、陶芸、木工など様々なメディアの作品が展示されていてます。いくつかの特設ステージではプロのバンドのコンサートもあり、3日間通しで通う人たちもいるとか。友人の一人はジュエリーデザイナーなので最近のトレンドチェックも重要です。
アーティスト直接話ができるのも魅力的です。私はあるメキシコ出身のアーティストの作品が気に入りました。焼いた粘土を薄くきったコラージュ色の取り合わせが何とも微妙で美しいのです。15cmほどの小さな世界にしばし見入りました。積立てしていつかギャラリーに行こう!
http://www.paulablaconagallery.com/paginas/English/a_toscano_a.htm
青空に映えるワイヤーのダンサーたち
どのような人が連れて帰るのか?色々な大きさと表情のハンプティダンプティがいました
人だかりに近づいてみると,まるで本物としか思えないような人形が!表情から何から何までとてもリアル。
イレズミや顔のしわもほんとにリアルでした。。。
これは作品でなくて実際使えるATM. 小型自販機が十八番の日本でも、バン移動式のATMは見たことありません。
ワイヤリストと称する針金細工アーティストの作品も印象に残りました。日の具合で陰がイメージを深めるのも面白い。
記念日や誕生日にポートレートを注文して送る人も多いそうです。
本物そっくりのオバマ大統領
陶芸ブースでは日本のスタイルを影響を受けた作品も多く見られました。
このアーティストは京都のお寺滞在中に柿の木にとまった鴉にインスピレーションを感じて以来、柿と鴉をモチーフに多くの作品を作っているそうです。
臨時ブースとは思えない凝ったディスプレイ
夕方になるといつもの通り霧が忍び寄ってきます。とんがり帽子のテントは食べ物や飲み物の出店。
「額縁に入った森」も気に入りました。小枝を拾って作ってみようかな
6時までブースを一通り見てから、海辺のシーフードレストラン兼魚屋さんで新鮮なイワシを買って帰りました。
どこでとれたか一目瞭然のショーケース
ディナーはイワシをオリーブオイルでさっと焼いてガーリックたっぷりのパスタと。新鮮なイワシはあまり手に入らないので美味しくいただきました。心地よい酔いがすっかりさめた頃、ゴールデンゲートブリッジを渡って帰途につきました。
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