昨日は、数十年ぶりにバドミントンなるものに燃えました。毎週プレイしている友人に誘われていったのはBay Badminton Center. サンフランシスコ空港に程近いハイウェイ沿いにある屋内センターには17面のコートがあります。午前9時半から午後11時まで、基本的に一人30分で料金は5ドル。各自がセンター内のオンラインシステムでコートを予約します。空いていれば30分以上続けてプレイできます。私たちは10時少し前に到着。5人で2つのコートに分かれて練習。10時半にはすべてのコートが埋まり、待っている人たちがいました。ほとんどが中国系アジア人。平日の午前中にこれほどのバドミントン人口がいるとは驚きでした。
コート中シャトルを追いかけ、時には額(!)でシャトルをうけ、あっという間に過ぎた1時間半。瞬発力と目と体の動きの連動がキーであるこのスポーツ、ネットのあるコートでプレイしたのは初めてでしたが、結構動けて試合にも勝てた自分に大満足。久しぶりに楽しくいい汗を流しました。
一度体を動かすとどんどん続けたくなるタイプの私。ランチ後まだ元気が残っている友人とテニスをしました。テニスも数年ぶり。コートの広さと日差しの強さにたじろいだものの、40分ほど駆け回ってまた一汗。
午後は友人たちとおしゃべりをしながら、最近の料理事情に話が進むと、グルメの彼らは日本食にとても興味を示しだしました。彼らはフィリピン出身でかなりの料理好き。お昼はだんなさんが素敵なベジタリアン料理(玄米ピラフのスライスアーモンドとトマトソース添え、豆腐のグリル 生姜ターメリックソース)を作ってくれました。生姜やターメリックはハワイの有機栽培農家から収穫したてを取り寄るというこだわり様。奥さんは小麦アレルギーなのでそれ以外の粉類でおいしいケーキやスイーツを作る達人です。私が最近つくった料理やデザートの話をすると、材料や作り方について質問が連発して、日本食スーパーで素材を説明してよ!ということになりました。
有機食物はもちろん、マクロビオティックやローフードにも詳しい人たちなので、豆腐、味噌、ひじきなどはおなじみです。またこんにゃくは日本人長寿の秘訣の一つよね、とも。スーパーでは一つ一つの列を丹念に見て回りました。夕食は外食の予定でしたが、せっかくだから材料を仕入れて家で作り方を教えてというリクエストの元に、出張料理教室の開催です。
メニューは具沢山味噌汁、ごぼうサラダ、冷奴、納豆、しらすおろし、大根葉の炒めもの。いつも捨てていた大根の葉も食べられることを喜んでくれました。しらすはBaby Anchoviesとして売られていて、彼らは興味津々。新鮮そうなものだったので大根おろしのさっぱりした辛味と味わってもらいました。ごぼうは初めての食材だったようですがみな気に入っていました。具沢山味噌汁にはこんにゃく、葱、ごぼう、にんじん、しいたけを入れて、出汁は昆布と鰹節でしっかりとって。納豆も初めての味。4人中2人は結構おいしい、これで健康にいいなら言うことないね、と食べていましたが、後の二人は味見のみ。フィリピンでも小エビの塩辛や魚醤など匂いのきつい食材が使われますが、糸引きがビジュアル的に強烈だったようです。
料理中から気になっていたのは右手のだるさ。筋肉痛というより右腕全体に力が入らず、気をつけないと重い鍋を落としそうになりました。
それでもワインとともに最近の政治事情から料理の話、タガログ語と日本語の共通点など会話は尽きず楽しい夕べでした。
翌朝。目覚めると、か、体中が痛い。。。こんなに全身筋肉痛になったのはいつだったか?ある程度は覚悟していたものの予想を絶大に上回る筋肉痛。翌日にこれほど痛いとは、まだ若いのかしら?と一瞬思ったりしましたが、この筋肉痛の加齢遅延説は俗説に過ぎないのだとか。そもそも筋肉痛のメカニズムは科学的にも判明していないそうです。いずれにせよ今回は急に負荷をかけて張り切りすぎたのは事実です。回復に向けては入浴・安静などの消極的休息とストレッチ・軽度の運動などの積極的休息があるらしいけれど、今日はひたすら消極的休息の一日となりそうです。食欲の秋もスポーツの秋も、なにごともほどほどにというのが一番の学びでした。
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