親知らず一気抜き

自分が持っていないので今までのんきにきましたが、普通日本で親知らずを抜くのは一本ずつだそうですね。今日Dannyは一気に上下四本を全身麻酔で抜きました。

一時間後に迎えにいくとリクライニングチェアで目を閉じて座っていました。すぐ目を開けてにっこりしたので「具合はどう？」と声をかけたら返事が「ウーウーもごもごもご。。。」で何を言っているのか全然わからない。え！声でなくなっちゃったの？と一瞬驚いたけれど、それは麻酔が残っているのと止血のガーゼが口の四隅にぱんぱんに詰められているからでした。前歯と唇には血がこびりついていて中々のホラー。しかし心配していた腫れもなく、ガーゼを薄いものにかえたら外見は普段と変わらなくなりました。といっても全身麻酔だったのでふらふらしています。後で聞いたら病院からかえってきたこともうる覚えだとか。しっかり会話していたのですけれど。

Dannyを家におろしてから薬局で痛み止めやペニシリンを入手。家に戻り私もオンラインで術後ケアのビデオを鑑賞しました。術後24-48時間は痛みもあり安静にすべきこと、一日目は冷湿布、二日目は温湿布を患部にすること、水をたくさん飲み、食べ物は3日間はヨーグルト、スープ、ミルクシェークなどの流動食。3日目からは特別な口内洗浄液を使うこと、歯磨きやタバコも3日は禁止。全身麻酔後の吐き気にはコーラなどの炭酸を蒸発させてから飲んでもいいことなど。アメリカらしいなあと思ったら、欧州でも親知らずを抜いた後は7-upなどの炭酸水のガスを抜いて飲むことを勧められるのだとか。日本はどうなんでしょうね。

血が止まらない場合の処方はお湯につけたティーバッグをガーゼに挟んで患部に当てる方法が紹介されていました。ハーブティーみたいなお茶だったよう。クローブのエッセンシャルオイルもいいみたいです。

半日は血まみれだったガーゼも夜にはとりました。しかし今まで歯があったところがぽっかり穴があいているのは痛々しいです。最初は水がかなりしみたようでかわいそうでしたが、鎮痛剤も効いてiPadで映画などを観て気を紛らわせていました。

冷湿布には私の手術で使った氷袋があったので、それを結んで使いました。おたふく風邪の子供みたいだけど、チョウチョ結びがかわいくて大笑い。本人も恐れていたほど痛みも腫れもひどくないので余裕でスマイル。Facebookにアップしてもいいよ〜と言うのでブログにも載せちゃいます。

今日の流動食はカボチャのポタージュ。タマネギを焦がさずバターと少量のオリーブオイルでじっくり炒め、カボチャにクミン少々を加えてほっこり火が通ったところで豆乳を入れて煮込みました。水は加えていないのでカボチャのあまさが濃厚で食べるスープというくらいの舌触り。

ついでに黒豆を煎って黒豆茶と酢大豆も作りました。酢大豆はしばらくしてからが食べごろ。もちろん豆類は私のため。今豆やナッツ類は避ける食品リストの上位を占めています。ビデオではヒマワリの種が特に強調されていたのですが、それだけ人気があるということ？

私もつきあって流動食で解毒を目指したいところですが、冷蔵庫にはたくさんの食材が入っていて無駄にはできない。。。貧乏性はつらいよ。

左上の親知らずは鼻孔に近い位置まで埋もれていて切開も深かったそうです。二日目の腫れも油断できないと聞いていますが、「ビールも液体だよね？」と茶目っ気たっぷりに笑い一缶だけの約束でビールを飲んでご機嫌。まあ今日は精密機械を扱うわけでも車を運転するわけでもないのでよし。ぐっすりお休みなさいませ。