2011年5月24日火曜日

ディナー大成功!

緊張で迎えた土曜日。前日3時間、当日は8時からキッチンで忙しくしていました。クライアント宅は5時着の予定。お家はSan Francisco州立大学の側で、当日は大学の卒業式。近所の道が渋滞で余裕を見たのに10分遅れて到着となりました。

海に近い場所にあるお宅のダイニングルームには午後の陽が差し込んでいます。禅を学んでいるクライアントは道元の教えを勉強しているということで、壁にはびっしり仏教や禅関係の本が並んでいました。キッチンとダイニングルームの間には水が石の上をしとやかに流れおちる噴水もあり、こんなところで料理できるなんて!感動。まずは落ち着いて、今に集中。
料理や道具を並べて、作って来たAssorted platesを並べます。今回はレンゲを使った三品を追加。
はじめに9種類が並びました。目からも楽しんでいただけたようです。
お酒をサーヴィスして料理の説明をしながら、会話も和やかに。クライアントは日本文化にも精通していて京都大好きとのこと。そのクライアントをよく知る人が彼のお誕生日プレゼントにImakoko Japanese Cuisineを選んでくれたことに改めて感激しました。
茶碗蒸し、オヒョウの粕漬け、春菊のからし和え、大根ステーキ、焼きレンコンねぎソースかけなども好評。特に大根ステーキは今回は蒸し大根にして見ました。柔らかくも歯ごたえがちょっと残っていい感じです。大根がこんなに美味しかったとは!はじめての食べ方だと言われました。すべての写真が残念ながら撮れませんでした。

一つハプニングが。。。
マクロビオティックにも詳しいと聞いていたので、手まり寿司は玄米にしました。材料を並べている時に、具を詰めた小さいタッパを忘れて来たことに気づいたのです。幸いなめたけや添え物の大根葉の炒り煮やお漬け物があったので、それらをのせて即席ベジタリアン寿司に。メニューには椎茸、れんこん、梅キュウリなどの文字があるので正直に説明。お二人とも全く気にせず楽しんでくれました。は〜、肝を冷やした。しっかりチェックしたはずなのに。。。今後は冷蔵庫に仕切りをつけて持って行く材料はすべて入れることにします。

煎茶、ほうじ茶、いり番茶のお茶も気に入っていただきました。後日、料理レッスンも行う予定です。

「実はインターネットではじめて頂いたお仕事で本当に嬉しかった、ありがとうございます」と告白したら、クライアントは「プレゼントを受け取った時の自分の興奮を見てほしかったよ。日本食シェフが家にきてディナーを作ってくれるなんて。ずっと楽しみにしていた、今日は本当にすばらしい時間を過ごせたよ、ありがとう」と。彼は私がリスナーとして参加したラジオ番組も聞いてくれていました。(たはっ!恥ずかしい。。。)

見つけてくれたクライアントの部下の方にも感謝メールを出しました。彼女には一度挨拶をしています。とても感じの良い方でいつか彼女にも料理を食べてもらいたいな。

家に戻ったのが10時。体力気力ともに消耗していたけれど後片付けをすべて済ませて、Late dinenr for Danny. だしのきいた味噌汁をとても喜んでくれました。
作れなかった手まり寿司も細めのキュウリのぬか漬けをのせた梅すしが可愛らしくてとても気に入っています。椎茸の焼きびたしにライムも合う。れんこんはシャリシャリ歯ごたえを残してゆで、甘酢に漬けました。茗荷やなすでも彩りよいひとくち寿司ができますね。
緊張と達成感で満たされた一日。ディナーは一晩でも今週はこの日中心に動いていました。ご苦労さま、自分よ〜、とお風呂で手足をのばして翌日の仕事に備えました。

4 件のコメント:

  1. おめでとう~!おつかれさま!
    やっぱり惚れた Andy女

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  2. ありがとう〜〜〜!
    やはり私は気が小さくて貧乏性。クライアント先でお皿を洗うのが申し訳なくて、家で全部洗いました。旅行から帰って来てもまずやりたいことって洗濯だし。この性格って損かな、得かな?でもAndyさんはそこをわかって惚れてくれたのよね??だったらお得♪

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  3. やったね!おめでとう。今回のブログを読み始めてタッパーがないことに気づいた部分でちょっとパニックに陥った自分に少々笑いました。その時のIMAKOKOさんの気持ちが伝わったのかもしれない(笑)。

    写真からもとても素敵な日差しが差し込んでいるのがわかります。なんて言うのかしら?Imakokoさんのお料理がなんだかそこのお部屋にとても似合っている不思議なバランスを感じました。

    ぐんぐんと仕事の輪が広がっているようですね!

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  4. えみこさん、ありがとう!
    私の歩みをずっと見守ってくれているえみこさんだから、私の状況を理解してくれたのですね。喜んでもらえるはずの一品だったから残念な気持ちで一杯だったけど、すぐに次は同じ間違いをしないという思いに切りかえられました。自分でもびっくりした。

    ”ぐんぐん”というより”ぼちぼち”だけど、それもまたよし、かな。がんばります!

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