2011年5月10日火曜日

省エネ世界へ

菅総理大臣は、2030年までに総電力の50%以上を原子力発電、20%を再生可能エネルギーでまかなうという現在のエネルギー基本計画を白紙に戻し議論していくと発表しました。新計画では、原子力発電/化石燃料への依存を減らし、太陽、風力、バイオマスなど自然/再生可能エネルギーを基幹エネルギーとしていくとともに、省エネルギー社会を目指すといっています。白紙に戻して議論=先行きは不透明、プロセスを明らかにすべきという見方もありますが、浜岡原発停止に続き前向きな判断であることは確かです。政界では総理大臣の辞任を求める声も多いですが、今は権力抗争は置いておいて、この新エネルギー計画や震災復興を第一に考えてほしいものです。管総理大臣は原発事故を国の責任としても認め、事態収束まで首相の歳費返上も申し出ました。

御前崎にある浜岡原発は前のブログで紹介したビデオにもあるように、震度8クラスの地震がいつ起きてもおかしくない東海地震想定震源地のほぼ中央にあります。またなんでそんな所に作っちゃったの?と思わずにはいられませんが、中部電力は5機すべての原子炉の運転停止を決めました。これにより3089万kWの計画電力供給量が2730万kWに減りますが、夏ピーク時の予想消費量2637万kWはカバーできるとしています。

今個人ができることは省エネ生活を見直すこと。わが家は数年前に家の電球をすべて省エネタイプに切り替えました。当時はまだ電球が高く$100近くかかりましたが、今は大分値段も下がりました。ある試算では、普通の家庭で白熱電球からLED電球に変えることで年間4000kw/¥8000、1/4の電力を節約できるとのことです。わが家の消費電力は一日約10-12kW。冷蔵庫で約3.3kW、コンピューター類で約2kW、蒸留水機で約2.5kWです。つい最近ケーブルテレビを解約したのでテレビはDVDを観るときしか使いません。電熱コンロ/オーブンはモデルが古くデータが無いので計算できませんでしたが、おそらく残りのほとんどはこのクッカーと電灯です。

意識で変わる、ムダを減らせるという例はたくさんあります。電気なしの生活は正直考えられません。今まで思いもしなかったこと、当たり前になっていたことを見直す時期が来ました。代替エネルギー/自然エネルギーに期待したいものです。

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