2011年7月11日月曜日

嬉しい贈りもの

日本を離れると、ちょっとしたプレゼントを贈ったり、いただいたりする機会はあまりありません。英国でも米国でも、食事やお茶にお呼ばれしたら花やワインや甘い物を持って行きますが、それ以外に誕生日パーティーに呼ばれた時を除いて個人的に贈り物をする習慣はありません。

日本ではちょっとした旅行先からのお土産から始まり、その人が集めているもの、好きそうな色合いの小物があったりすると、ちょっと買ってさりげなく渡したりしますよね。お家に呼ばれて季節の果物からはじまり、その人(お宅)が喜びそうなものを吟味して持って行く。これは素晴らしい文化だと思います。

今日は東京に住むYさんからすてきなプレゼントをいただきました。HIROCOLEDGEの手ぬぐいです。つい先日、Yさんが高橋理子(ひろこ)さんと過去一緒に仕事をしたことがあるという話を聞いて彼女のデザインへの熱い思いを語ったら手ぬぐいを贈ってくださいました。ありがとうございます!



高橋理子さんの作品はすべて円と直線で構成されてます。それは「最小限の要素で大きな可能性を探る試みであると同時に、限られた中で何処まで面白いことができるかというひとつの挑戦です」(ニュースレターより)と語られています。その通りで、とても面白くて斬新なデザインです。去年彼女を追うドキュメンタリー番組でそのデザインに魅了されました。
テレビを観ながら撮った画像


染色を学んだ高橋さんは、昔ながらの方法を守る染め職人さんたちとコラボして手ぬぐいや着物、浴衣の生地を作っているそうです。

◯と線だけの世界。先ほどのニュースレターからの引用の続きには「何でも手に入るこの時代において、多くを求めなくとも十分楽しく生きることができるということ、そして、シンプルでムダの無い暮らしを楽しむということへのメタファーでもあります」とあります。
人類がはじめて描いたかたちともいわれる円。HIROCOLEDGEの斬新な輪で和の美学を表現する世界。
HIROCOLEDGEのアトリエとギャラリーは秋葉原と御徒町間の高架下職人街にあります。2k540 AKI-OKA ARTISANと改名され進化し続ける職人のまち。今度帰った時に訪れるのが楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿