彼女はOaklandの出身で、お父さんや兄弟など多くがミュージシャン。今回は76歳になる彼女のお父さんPete Escovedoのお誕生日を祝うツアーでもあるとか。彼はアーティストでもあり、描きためた絵を集めた個展も開いているそうです。知り合いでE Familyのステージを観た人からはノリノリで最高に楽しいよ!と聞いたので期待も高まります。
しかし連日の睡眠不足に加えて、当日は朝6時半からノンストップで大忙し。おまけにシンクに置かれた熱い鍋で手のひらを火傷。その他ハプニング続きで大変な一日でした。
気分を切り替えDannyをオフィスに迎えに行ってOaklandへ。どんよりした雲に覆われた空の下、waterfrontに着けば閑散とした雰囲気で風も冷たい。ラッシュアワーの運転もあり、どっと疲れが。コンサート終了まで持つのだろうか。。明日は休みだったけれどtasting roomの仕事が急遽入ったし。。と正直多少弱気になりました。
Yoshi'sは多くのミュージシャンが訪れる名の知れたジャズクラブ。日本のジャズピアニスト、上原ひろみも今月頭に出演していたようです。次回はぜひ彼女のパフォーマンスも観たい!
Oaklandに加えてSan Franciscoにもオープンしました。その昔Chick Coreaを観て感動した思い出深い場所でもあります。日本食レストランが併設されていて、ディナーを予約すると支払い時に席の予約番号をくれます。食事をしない人は予約ができない仕組み。うまく考えられています。
案内された席は道路に面した掘りごたつ席。道路は線路も兼ねていて、長い貨物列車が行きかうのをガラス越しにみながらの食事というのも珍しいです。
ビールで乾杯の後、日本酒の利き酒セットを頼みました。私は出羽桜の吟醸、Dannyはバラエティコース。お互い当日一番気に入ったお酒は出羽桜 泉十段。日本酒度+12の超辛口、アルコール度17.5%(アル添でしょうが)その日に美味しく感じたお酒を飲むのが一番。体調によって感じる美味しさも全く違います。自分へのご褒美!
前菜に頼んだケールのサラダが絶品でした。
たまりオイルと西京味噌をつかったドレッシングとケールの深めの苦みと貝割れの瑞々しい苦み。そしてちょっとソテーしたレタスの食感が何とも言えず。彩りのラディッシュも美しく、味わっていただきました。
Dannyが頼んだお刺身も肉厚で新鮮。一切れ口に入れるごとに目を閉じて味わっていた彼。日本食の外食、久しぶりだものね。
ひらめ、ホタテ、さばのお寿司も言うことなし。一点、ホタテにわさびが利きすぎていたかな。かき揚げは揚り過ぎで残念な仕上がりでした。
Dannyは白マグロ、うなぎ、はまちを楽しんでいました。
California King Rollはダンジネスクラブとアボカドととび子。カリフォルニアロールの高級版。新鮮な蟹肉の甘みを堪能しました。
かなりいい気分でグラスに残るお酒とビールを片手に席へ。毎年公演している彼らを楽しみに通っている人たちが多いようで、コンサートそのものがファミリースタイル。
開演前のステージ
ステージには76歳のPete Eをはじめ、彼のひ孫まで登場して和気あいあいです。シーラは相変わらずパワフルで、ドラムスキンをハイヒールで破ってしまうハプニングも。弟二人、ブラスなど総勢11名の迫力ステージに疲れも吹き飛びました。10時からの公演もあるので9時半には終了。しかし連日2ステージを4日こなすとは恐れ入ります。外を出ると夜汽車が目の前を通り過ぎて行きました。
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