2014年1月4日土曜日

お節作りを振り返って

思えばお節を一通り作ったのは初めてでした。日本に住んでいた頃も、伊達巻きやいくらのしょうゆ漬け、煮物などの単品は作ったけれど。伊達巻きは叔母直伝レシピ。大晦日書き留めたノートが見つからなくて、母からメールでレシピを送ってもらいました。

北米移住して13年。2001年はラスベガス、2002年は友人宅、2003年はダニーとであって3ヶ月目で彼の友人の結婚式に参加、2004年はボデガベイ、2005年は日本、2006~8年がスペイン、2009~11年が東京、2002年は新居で段ボールに囲まれ新年を迎えてきました。いいこともつらいことも全部ひっくるめて、一番イベントフルな12年だったかも。

三が日、お節一品一品の由来を思い出しながら、味わいました。

盛りつけを変えながら明日の昼で完食できそうです。外国人と結婚して、お互いの母国でもないアメリカで、おせち料理やお餅をいただく新年。ありがたいことです。




ダニーはお友達からいただいたローストビーフをミンチにして、ウスターソースと酒で炒ってそぼろに。
かなりおいしかったらしい。よかったね!

ご主人が外国の方で、日本食を食べない、新しい味を試してみたがらない、いつも違うものを別々に食べているという話を聞きます。食文化は同国人でも多岐にわたるので、国が違えば好みが違ってあたりまえ。お互いを尊重できれば問題にはならないけれど、やっぱり一緒に「おいしいね!」って笑顔になれれば心もほっこり。

私自身好き嫌いが少なくないので、ダニーの好奇心と寛容さに心から感謝しています。好みというのは、自分自身で線をひいてしまうことなのかな。知らず知らずに自分の「好き」を守るために線を引いてきたのかもしれない。変わらぬ「好き」があって、あたらしい「好き」が増えていく。食べ物に限らず、そんな一年にしたいです。

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