2014年1月5日日曜日

Ireland 2013 - Day 8 遺跡廻り

12/23(月)。Newgrangeに行ってきました。Newgrangeはピラミット以前の紀元前3000年に建てられたとされる墳丘墓。ブルー ナ ボーニャ地域には40カ所の古墳が残っていて、世界遺産に登録されています。

ある人から遺跡の内部は非公開と聞いて、天気のいい日に外観だけでも見に行こうと話していたところ、冬至前後数日は内部が公開されているらしい。では行こう!と奮起して7時前に家を出ました。正しくはいつでもガイドツアーで内部を見学できるのですが、定員に達したら見られない可能性あり、そして通常は9時開場なので日の出には間に合わないというのが正しい情報。抽選に当たった人たちのみが、この時期の日の出前に墓室に入ることができます。ちなみに応募者は世界各国から2万9千人強。それ以外でも先着順に通常のツアーとは別に早い時間に墓室に入れてもらえるのでそれを狙った私たち。
ビジターセンターには7:40 am着。まだ辺りは真っ暗です。雨降る中、暗くて狭い田舎道を走り無事に着いてほっとしました。今回は携帯用WiFi hotspotを借りてナビも万全。便利になりましたね。
バス乗り場には橋を渡って行きます。
カフェでサービスされていたコーヒーとクッキーをいただき、8:15に史跡へのバス乗り場へ。小型バスに揺られ、未だ薄暗い8時半には到着。遺跡へのアクセスはこのルートのみです。蒼と緑に囲まれた大きな遺跡は威厳がありました。
装飾を施された有名な入り口石を初め、こんなに大きな石をまあどこから運んできたのだか。



2013年の冬至の夜明けと翌日22日は6年ぶりに、通路を通して墓室に朝陽が差し込んだそう。しかし23日はあいにく朝から☂。
途中雨脚が弱まったものの、外で待っている間に強い横殴りの雨となりました。抽選に当たった人たちが墓石に続く通路に消えたのは8:40頃。
日の出は8:54でしたが厚い雲が空を覆っていました。なかなか内部の人たちが出てこず、私たち当日組は40分は待ったでしょうか。傘がおちょこになるほど強い風だったので長く感じた。。。
いよいよ中へ。通路はご覧の通り、やっと大人一人が通れる幅、高さは低いのでかがまないと頭をぶつけます。十字形の墓室の前のこじんまりした円形広場に14人くらいが入りました。
墓室の天井
ガイドさんが冬至の朝の模様を人口の光で再現して説明してくれます。実際の日光が石たらいを照らしたら、さぞ荘厳な感じがしたのでしょうね。
 墓室内部の装飾、トリプルスパイラル
 右下に青っぽくみえるのが外。
大勢でお邪魔してすみません。。。と思わなくもありませんが貴重な体験でした。
上は冬至朝にパッセージに陽が差し込む様子(絵はがきより)。
外に出れば雨は小降りになったけれど、未だ厚い雲に覆われています。
ビジターセンターに戻り展示を見学し、来年の抽選にも応募。当たったらまた来てみたいなあ。
雨脚は弱まってきたので、近くの歴史ある町、Slaneまで足を伸ばしました。
見晴らしのよさそうな坂道を登ってみたら、Slane Abbeyの荘厳な姿に目を奪われました。もっとゆっくりしていたかったけれど、ダニーが私が落ちやしないかとヒヤヒヤしているので直ぐおりました。確かに風はかなり強かったけど。
16世紀に再建された修道院と隣接した学び舎は17世紀には廃墟となったそうです。
タワーの石段も立派でしっかりしていて、登ってみたら広がる景色に目を奪われました。


ダブリン南部に戻り、自称「アイルランドで一番高地にあるパブ」Johnny Fox'sでランチ。
2008年に弟の奥さんにつれてきてもらいましたがあれから5年とは!ここはシーフードが有名で食事もおいしく、雰囲気も抜群です。ダニーはムール貝、私はシーフードチャウダー、そしてフィッシュパイをシェア。

ここのチャウダーはちょっとコーンチャウダーを思わせるような懐かしい味でした。魚も申し分なし。フィッシュパイも優しいホワイトソースがしつこすぎずお腹を温めてくれました。運転の私はギネス半分、残りはダニーに託して無事家に着きました。
今日こそ夜は家で作らなくちゃだから、デザートスキップしようかと思いつつ、ボノフィの誘惑に負けたけど頼んで正解!サイズも小さめだったし、ここのはマスカルポーネチーズをふんだんに使ったちょっと洒落たお味でした。
夜はサーモンミルクピラフ。家から短粒米を5合持ってきて、4合分でピラフを作りました。
鮭を醤油と白ワインにつけてから焼き、別に蒸し焼きにしたマッシュルームと煮汁にスープ、牛乳、パセリを加えて炒めたお米を炊き込みます。
仕上げにもパセリを。これはママお気に入りの一品。お焦げも美味しく食べました。やっぱりお米は落ち着く。地元スーパーでは長粒米しか売っていなかったので、お米を運んだ甲斐ありでした。残り一合はお茶漬けとして、クリスマスのごちそうの合間に私の胃を休めてくれました。

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