朝から曇り空。P兄が照明デザインを手がけた演劇"The Risen People”のマチネをアビーシアター(国立劇場)に観に行きました。
その前に国立博物館へ。紀元前7千年前から人々がいたアイルランド。ケルト美術を中心にじっくりとその歴史を見て回りました。
有名なタラ(発見された場所)のブローチ
コングで発見された十字架の細工の細かさといったら!
ブックケース。スクールトリップで来た時は見たもの全てがもっと大きく見えたなあ、とダニー
午後は雲行きが怪しくなりましたが、幸い雨は観劇中に過ぎ去ってくれました。
The Risen Peopleは1913年に起きたロックアウトと呼ばれる労働紛争を題材にしたもの。2万人の労働者と300人の雇用者が約5ヶ月に渡り、労働組合設立にかけて争いました。過酷な労働状況、収入が途絶え貧困に追い込まれながらも思想を貫く労働者、苦しむ家族。
歌やダンスを交えた力強いパフォーマンスでした。もちろんP兄のライティングデザインも、セットも素晴らしく2時間強があっという間に感じられました。
シアターはリフィー河の北にあります。橋を渡って再び中心街へ。目抜き通りのグラフトンストリートは、冷たい風が吹きすさぶからか、いつもより人出は少なめでした。
クリスマスプレゼントにママから現金をいただいたので、それで食事を楽しませてもらうことにして、歴史ある建物が改造されたレストランへ。
前菜に頼んだオニオンスープとフィッシュケーキは味付けが上品で美味。
魚の身がジューシーだけれど軽くて前菜としてちょうどいい分量。
メインはダニーが地元でとれた鮟鱇のグリルを注文しました。鮟鱇は焼きすぎると固くなるし、味も私に言わせれば濃いというか、魚だけど獣肉に近い感じがします。でもここの焼き方は抜群でした。
並べると野菜類が同じ(笑)
私が頼んだトリュフマッシュルームのラビオリも中身アツアツ、パスタシコシコ、ソースはコクがあるけどしつこくなくて、美味しかった。ワインはすっきりしたシャブリで両方の料理にしっくり合いました。デザートどうしようか〜とメニューを見たら、二人の意見がソルトキャラメルパルフェで一致。これが甘すぎず、クランチと塩味もちょうど良くて大満足でした。左上の「銘菓ひよこ」みたいなのはミニチュア梨のコンポート。
ディナー中に弟Pから遊びにこない?と連絡があったので、帰りにお邪魔しました。
ダブルデッカーバスの車窓から
彼らの二人の息子は11歳と7歳、そして4ヶ月前には娘が生まれました。お兄ちゃんたちも妹がかわいくて仕方ない感じで何とも微笑ましい。歩いて帰れる距離なので気兼ねなくワイン片手におしゃべりが弾みました。子供たちも興奮して夜更かし。クリスマスまで後3日、そりゃ眠れないよね。
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