2010年9月9日木曜日

キャンプ旅行裏話

山からは月曜に無事戻りました。
やっと一息ついた今日。今回は前後にハプニングがありました。キャンプ本編は徐々に書いていきますが、まずはヒヤヒヤどっきり話から。

出発朝。直前に私が運転することになり、タイヤ空気圧をチェックするDannyを待つ間、既に強い日射しを感じていました。普段運転しないSUVのダッシュボードに指輪を置き、手の甲にたっぷりと日焼け止めを塗りました。Dannyが戻って出発進行!とハンドルを切り走り出すと「からからぁ〜ん」という音が。「おっつ、指輪!」と気づき、車道に出る直前にダッシュボードの上をすべる婚約指輪はレスキュー。しかし結婚指輪が見当たりません。もう車道に出てしまっていたので少し行ったところで停めました。車内どこを探しても見つかりません。思い起こせば車道に出る直前「かちん」とかすかな金属音を聞いた記憶が。もしや空気孔に入り込んだか?と心臓ばくばくです。空気孔から下に抜けてどこかに落ちてしまったかも?1セント硬貨を落としてみたところ、下に落ちる気配はないのでとりあえず車内にある模様です。鏡を傾けて中を覗いても何も見えず。これはダッシュボード全部を取り外さなければだめかも。。。

とり急ぎ、行きつけのガレージへ。やはり、ダッシュボードを外してみなければわからないけれど、中央の吹き出し口を外してちょっと中を見てくれるとのこと。幸い近くのガレージなので、いったん歩いて家に戻りました。友人夫婦との待ち合わせに間に合わないの連絡して、暗くなる前に到着できれば御の字とガレージからの連絡を待ちました。

2時間後。。。残念ながら直ぐ見える場所にはなかったと。でも車内にはあるはずなので、安心して出かけてきなさいといってくれるオーナーの声に背中を押されて出かけました。

と、ここまでが、前半のハプニング。

そして最終日月曜。ハイキングと湖畔のピクニックを楽しみ、帰りは渋滞もなく、無事家に着きました。3日ぶりのシャワーでくつろぎ、初キャンプを生き延びたDannyもほっとしています。もちろん指輪のことは私の中でまだまだ暗い陰を落としていましたが。

公園は標高2500m前後に広がっており、湖畔のキャンプ場も標高2066mでした。平地に戻っても何となく肺の辺りがむずむずするね、と話しながら、早めに休みました。

翌日。朝一番で車をガレージに届けました。その後オフィスに向かったDannyから、悪寒とひどい震えでタイプも打てないのでこれから帰ると電話がありました。熱を測れば39℃!慌てて着替えさせ、氷枕を当てましたが熱は下がらず。ぬるま湯を張ったお風呂につかりましたが、ぬるま湯が温かくなるほどの体温。10分ごとに体温を測り、41℃になったところで救急病院行きも考えましたが、吐き気やめまいなどの症状はないので、もう少し様子を見ることに。ぬるま湯でも皮膚刺激がつらいらしく、水にはつかっていられないDannyを寝かせ、濡れタオルで体を包んで団扇で扇ぐこと3時間。若布とすりごま入り酒粕みそ汁でカリウムと塩分を補給しながら様子を見ました。7時過ぎに37℃後半に下がり、ほっと一息。いや、びっくりしました。前日、日射しの強い中で歩いたのが丸一日以上経って影響が出たようです。水分補給もしていたつもりが、いやはや、熱中症とは本当にコワいです。特に高地では要注意だと学びました。

翌朝は37℃代で目覚めたDanny。気づけば携帯にガレージから「指輪ありましたよ!」の嬉しいメッセージが入っていました。彼はまだふらふらしているので、私はKrispy Kreme1ダースを持って指輪をとりにいきました。ダッシュボードを外すのは8-10時間ほどかかると聞いていたので費用もかなりかかりそうです。
取り外されたダッシュボード
気休めですが、暖房システムのパーツは取り替えなければならなかったので、指輪がきっかけですが、この大事業は冬前にはやらねばならぬことでした。
指輪は運転席端の通気口入り口に引っかかっており、暖房システムの中に入っていたら、寄り大変なことになっていたそうです。不幸中の幸いです。しかしダッシュボード外しがいかに大変なことか、よーくわかりました。
よかった〜。そして、初日からうろたえ落ち込んでいた私に「所詮モノ。いくらでも替えはあるから心配しないで楽しもうよ」と大きく構えていてくれたDannyに感謝。

とにかく忙しい数日間でした。

4 件のコメント:

  1. 前のポストを見ながら、「優雅なキャンプで楽しそう〜」と羨ましく思っていたら、なんと前後がさんざんだったねー。なくした結婚指輪の話っていろいろあるけど(犬のうんちから出てきたとか)、この話も相当だわ。

    ところで、ケヴィンもロンドンに引っ越した冬に高熱が出て大変だった事がありました。その時まだかかりつけの医者もおらず、やはり40℃を越えた後に困り、隣人に助言でNHSナースホットラインに電話をしたところ「水のシャワーを浴びさせなさい」。熱いものを冷ますのには確かに効果的かもしれないけど、人間も?と思いつつそうしたら、なんと熱がすっきりと下がりました。

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  2. お久しぶりです。キャンプの前後、本当に大変でしたね~!
    結婚指輪、見つかってホントに良かった!! うちでは二人とも結婚後数年で職業上はめるのを止めてしまったので(店で調理の邪魔になるため)なくす心配は無いのですが・・・どこにしまったかしら???
    それにしてもご主人様、熱中症だったのですか。怖いですね。
    もうすっかり回復されたのでしょうか?心の広いご主人様、どうぞお大事に!

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  3. そうなのよ。。。結果がすべてOKだったのでよかったけどね。

    ケヴィンは水シャワーを浴びる勇気があったのね。ダニーは水風呂に痛くて入れず温水プールくらいの温度の湯船につかるのがやっとだったので、シャワーなんてとても無理。以前メキシコでも同じように発熱して、その後にお姉さん(医者)に聞いたらとにかく水風呂と言われた記憶があったので、渋々お風呂には浸かりました。

    今回は高地でのキャンプを通して、人間の肉体のもろさっていうか、私たちは生かされているんだな〜としみじみ感じました。

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  4. Mikkoさん、おかえりなさい!そしてコメントありがとうございます。自然って懐も深いけれど、無理してはいけないのだな、とつくづく感じました。お騒がせいたしましたが、こういう出来事って、なにか忘れかけていた大切なことに注意を向けるために起こることなのだと思って、忘れないようにしたいです。

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