2010年9月15日水曜日

命をいただく

昨晩は黄身返し卵の成功に興奮しました。

一夜明けて。いつかテレビで見た築地市場そばの神社にある卵供養塔について思い出しました。たしか厚焼き卵専門店の人たちが供養を捧げる映像だったと記憶します。卵だけでなく、人間は生きたものを食べることで生かしていただいています。玄米や豆だって芽が出るし、魚介類はよくいただきます。

調べてみたら、波除稲荷神社にいろいろな食材の慰霊碑であるがありました。卵塚、すし塚、海老塚、鮟鱇塚なるものまで。主にそれらで商いしている組合や個人が奉納、建立しています。どの塚にも、霊を慰め感謝の念を捧げて供養するとともに、たとえばすし塚であれば、「すしを永久の食べ物として発展させていく決意の表明」、海老塚であれば「恵みに感謝し敬意をはらいいその道(てんぷら)の精進を重ねる意」などが込められているそうです。いただいたことに感謝するだけでなく、犠牲の上に成り立つ芸術をより高見に到達させるという職人さんの決意に、命をいただくことの真剣味をあらためて考えました。

次回帰国した時には、お参りさせていただきたい場所です。

2 件のコメント:

  1. アメリカでの食卓の場ではついつい言い忘れがちな「いただきます」。この言葉も私達が何かを犠牲にして生かしていただいている感謝を表現している言葉の一つだと思います。食事の前にいうフレーズとして何となく口にしている言葉になりがちですが、日本人の感謝の気持ちを表現する素晴らしい言葉ですよね。

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  2. その通りですね。
    「いってらっしゃい」「おかえり」「ただいま」「おかげさま」などなど。言霊ということばがあるように、言葉には思いとパワーがこもっていると思います。近年は「もったいない」も国際語化していますよね。
    えみこさんのコメントを読んで、あらためて日本語の奥深さを感じました。

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