2010年9月15日水曜日

黄身返し卵に挑戦!

帰国時にテレビ番組で知ったこの食べもの。いつか作ってみたいと思っていました。有精卵でないと作れないと聞いていたので半ばあきらめていた所、Trader Joe'sでFertile Egg(有精卵)のプリントが目に入りました。いつも同じオーガニック卵を買うので他のパッケージに注意を払うこともなかったのに、黄身返し卵へのあこがれが通じたのか?
これで黄身が外側、中身が白身のゆで卵がつくれるかも!わくわくどきどきの発見です。

懇切丁寧な作り方まで見つかり、挑戦意欲をかき立てます。作り方によると、普通の卵でも作れるみたいです。

サポートタイプのストッキング、粘着テープを用意していざ挑戦!
卵を粘着テープでくるみ、結び目を作ったストッキングに縦にいれて、ねじったらきっちりワイヤで固定します。
内側、外側に何度も回転させ、思いっきり戻すとぶ〜んと音がしてくるくる回ります。写真で様子をお見せできないのが残念ですが、詳しい手順はPDFのとおりです。

ぐるぐる、ぶんぶんを10回ほど繰り返して、卵に懐中電灯を当てると、暗くなっている!
回す前(左)と後
回しすぎると全部混ざって白身がなくなってしまう、と気づいたのは後になってから。途中から回す度にちゃぷちゃぷと音がしていたので、混ぜすぎたかもと不安になりました。一回転ごとにこまめにチェックするというプロセスは大事です。

後は温度管理をしっかりして、かき混ぜながら茹であげます。
5分水で冷やして、テープを剥がして殻をむき増す。普通のゆで卵よりつるっと皮が剥けませんが、焦らず、ゆっくりと。写真ではわかりづらいですが、外側はしっかり黄色!
果たして、白身が中に移動しているか?ドキドキの瞬間。。。
お〜!ちょっと白身が崩れていますが、まあ成功です。すご〜い、外が黄色で中が白いゆで卵だよ?こんなのはじめて!
塩をぱらりとふりかけて食べてみれば、固ゆでだとぽそぽそ感じる黄身も、つるしっとり感があり、中の白身はぷりっとしていました。

しかし、1785年刊の江戸時代の料理本「万宝料理秘密箱」に載っていて、長らく再現できなかったという珍料理にお目にかかれるとは。すごい時代です!(って、大げさ?)

2 件のコメント:

  1. ひよこがどうしてあの黄色になるのか何だか納得しました!ところで万宝料理秘密箱に載っているそのほかのお料理ってどんなものだったのかとても興味があるなぁ。

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  2. 昨日ははしゃいでいましたが、今upしたポストで書いたように、あらためて命をいただくということに思いを馳せました。無駄にすることなく感謝の気持ちを忘れずにいたいです。

    江戸時代に出版された料理本は数百冊を超えると言われているそうです。それらを読み込んだ板さんが書いた本をこの前手に入れました。鍋物、炊き込みご飯、豆腐料理、摺り流しじるなどなど、昔は今より冷蔵技術も流通技術もなかったから、ことのほか旬を大切にした食材が多く取り上げられています。特に江戸っ子には”初もの”食い=粋だったよう。実はいくつか作ってみたい料理があるので、順次挑戦していきます。乞うご期待!

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