2010年5月25日火曜日

まごわやさしい

5月も後半というのに気温が低い日が続いています。今日のランチには、体を芯から温めて、デトックス効果も期待できる献立を考えて、友人を招きました。

はじめに
有機野菜の生ジュース 
にんじん、セロリ、オレンジ、キャベツ、りんご、ライム
お惣菜
もやしとニラと若布のナムル
セロリとにんじんとベビーポテトのきんぴら
ひとくち卵焼き  海苔、チャイブ、チーズ胡椒
大根おろし手作りなめたけのせ
ご飯 汁物
大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、ネギの粕汁
大根葉のおかか唐辛子炒め
玄米、麦、赤米ご飯
デザート
ルバーブトライフル

ジュースは到着直前に絞り、常温で。ライムのさっぱりした酸味とセロリの辛みが食欲を刺激してくれるのを狙っています。
歯ごたえとさっぱり感を残したいので、もやしはさっと茹でてよく水気を切ります。同じく湯通ししたニラと戻した鳴門若布を混ぜて、おろしにんにく、ごま油、醤油、豆板醤、胡麻で和えてスタミナがつくような味付けにしました。
解毒作用も期待して、今日はセロリが大活躍です。ごぼうもおいしいけれど、セロリとにんじんのきんぴらもなかなかです。ごぼうの時より油が少なくて済むのもうれしい逸品。水にさらしたベビーポテトも入れてみました。普段のきんぴらより丸みのある甘い味に仕上がり、これ何の味?と二人で首を傾げて出せなかった味。今思えば、土の中で大きく育ったあま〜い蕪でつくったカブラ蒸しに近かったかもしれません。
卵焼きは卵一個で焼ける小型フライパンで違う味と彩りを楽しみます。チャイブもアルグラもテラスからとってこれる手軽さ!パルメザンチーズと胡椒を巻いたのは、しっかりした塩気で日本酒にもよく合います。
階下の花壇に咲くクチナシの花をちょっと失敬
辛みのきいた大根のしっぽをおろして、手作りなめ茸をのせました。最初甘くてあとぴりり。そのままご飯にかけても。
根菜とこんにゃくがたっぷり入った粕汁はおなかかから温まります。酒粕は冷凍庫に入れても熟成が進んでいるようで、前に作った時よりまったりした味わいに仕上がりました。

玄米に押し麦と古代米を混ぜて炊いたご飯は、濃厚な粕汁や大根葉の炒め物とも充分バランスが保てる歯ごたえと味で、目にも楽しい色合い。
昨日試作済みのデザートは小さめのグラスで、レイヤーごとにシフォンケーキをはさみ、軽めに仕上げました。ルバーブの赤を上に持っていき、さらに目から元気を充電してもらいます。Quinceが初めての友人は、ペーストに蜂蜜が入っていないのを知って驚いていました。お酒に漬けたらいいかもね!と盛り上がりました。ただ生ではこの甘みは味わえなかったので、他の果実酒のように砂糖と漬け込んで甘みが出るのか。要研究です。

午後の雨が静かに降り注ぐ中、音楽と会話を楽しみながら解毒作用のあるハーブ茶を飲みました。

和食の知恵の一つは『まごわやさしい』=豆、胡麻(種子類)、若布(海藻)、野菜、魚、椎茸(きのこ類)、芋。おかかや煮干しを数えればすべでいただきました。一食で30品目近くもとれる和食で育ってきた幸運にあらためて感謝した午後でした。

2 件のコメント:

  1. まごわやさしい、しっかり覚えました。 体と心に癒しと解毒が効いてます。 今日はレシピを参考になめたけ挑戦です。 本当にありがとう~~~

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  2. また来てね。新たな解毒メニューアイデアに既に取り組んでいます!
    今日のお昼は全粒スパゲティに大根葉を混ぜて、なめたけおろしを載せました。なめたけは炊き込みご飯にしても、チャーハンにしても、お餅にからめても、そばうどんにも、餃子に入れてもおいしいよ〜。

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