2010年5月11日火曜日

思い出の行方

皆さんは昔受け取った手紙やカードはどうされていますか?
プレ電子文書世代の私は、高校留学の一年間から、社会人を5年やって旅立った英国での8年の生活の間に、かなりのお手紙やカードを頂きました。日常生活のアップデートから励ましの言葉、そしてそれぞれの時々の大切な事柄をシェアしてくれた書簡。不思議なことに、封筒のデザインやよれ具合、宛名の筆跡を見るだけで、内容が蘇ります。

雨の日に倉庫の整理に行って、数箱のそれらを持ち帰りました『できるところから整理しなくちゃ!』と意気込んで、まずはクリスマスカードの束から処理始めたのはいいのですが。。。量の多さに押されたのもありますが、やっぱり手書きのパワーを残す便せんや封筒に触れると、どれをどう処理していいのか混乱してきました。処理する前にとりあえずテーブルとカーペットに並べて色を楽しんでみました。後4回分くらいありましたが、それはさすがに断念。。。
手紙を分け始めると、ますます複雑な心境に。。。そこで信頼する人たち数人に聞いてみました。ずばり、どうしてるの?

私のよき相談相手の叔母は70代にさしかかったばかり。彼女曰く、彼女の年齢では整理モードになるけれど、置き場所があるならまだ取っておけばいい、とのこと。同年代の友人たちは、期日を決めて処理する、今手元にないからきっと処理したんでしょう、大事な相談事などに関わる物だけ取っておく、などそれぞれ線引きをきちっとしているようです。

ある時や事柄はすぱっ!と割り切れるのですが、他の人が首を傾げることに時間をかけて決心する私。そんな矛盾だらけの考えでたどり着いたとりあえずの解決策。英国経由で米国まで生き残った書簡は、季節の挨拶文は処理し、その他はまとめて2年封印です。すっきりした解決でないせよ、今自然にできる決心だった。それが一番大事なように思います。

2 件のコメント:

  1. う〜ん、難しいですね。
    私もいつも悩みます。
    いくら世の中が便利になったとはいえ、
    スキャンしてしまっておくのとは
    また違う気がして・・・。
    と、私もどっぷり昭和人間なので、
    結局溜め込んでいて、
    同じく マレーシア→シンガポール→カリフォルニアと
    もらって手紙や写真を持ち運んできています・・・。

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  2. Mariさんもお悩みなんですね。
    お互い溜め込めるスペースがある限り、溜め込みましょうか??
    私は、他に処理するモノがありすぎるので、フォーカスを変えるべきでしょう。でもどうしてかな、一番大事なところにまず目がいってしまうんです。

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