2010年5月23日日曜日

Broadway tunes

友人が交代でコンサートマスターをつとめるCalifornia Pops Orchestraのコンサートに出かけました。地元ファンをベースに長い歴史を持つこの楽団は、時にビッグバンド、時に映画音楽、時にジャズとテーマを決めて、リクエストベースで様々な楽曲を聴かせてくれます。また名物指揮者のV氏が、曲の合間にジョークを読み上げるのでも有名。アメリカ人とジョークは切っても切れない間柄。ここに限らず、ちょっとした集まりがあるところでは、リーダーがどこから集めてくるのか、それぞれの活動の休憩時間などにジョークを披露する伝統(?)があるようです。あるグループ活動をしている友人も、笑えないジョークに場がし〜んとなることがあると話してくれました。それなのに恐れずジョークを発表し続けるリーダーは、日本風に言うとある意味KY?

今日はブロードウェイのミュージカルナンバーの演奏でした。そこでふと、アメリカのミュージカルの歴史が気になって調べてみました。BroadwayはNYCのストリート名ですが、今は劇場街、ミュージカルや芝居の総称として使われています。NYCTourist.comによると、Broadwayの劇場街としての歴史は1810年、殆どの役者がヨーロッパから巡業に来ていた頃にさかのぼるそうです。劇場の集まる42番街から53番街あたりは、夕刻に明かりが灯り始めると一筋の光の道となるので、Great White Wayと呼ばれています。
South Pacific, Oklahoma, Guys and Dolls, My Fair Lady, West Side Story, 42nd Street, Sweeny Toddなど、二人のプロシンガーとオーケストラが次々と奏でます。ステージ上のスクリーンには、ポスターや写真が映し出されレトロな雰囲気が楽しめます。在りし日の若きスターが様々なファッションに身を包んだ写真を見て、観客の多くはシニアの方々なのでとても懐かしそう。音楽と映像がその当時の思い出を呼び起こす力は偉大です。われわれは横に座った二人のご夫人から『知っている曲はあるの?でも若い人が来てくれて嬉しいわ〜』と言われたのでした。

最後は88年から上演されている一番のロングラン、オペラ座の怪人。エネルギッシュな演奏でした。指揮者のV氏もアメリカのオーケストラはpit(オーケストラボックス)が始まり。ポピュラー音楽は、クラシック音楽と違って様々なアレンジメントで名曲が再現できるのが醍醐味だ、と語っていたのも印象に残りました。

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