2011年6月16日木曜日

美肌水

美肌水とは一昔前に流行った手作り化粧水です。尿素と水とグリセリンを混ぜるだけ。

ふと思い出してまた作ってみました。まあまあの使い心地だったし、懐かしいのもあるけど、現実的に年に数回帰国してお気に入りを仕入れることができなくなったからもあります。いろいろ試してもまあこんなもんか、という使い心地。結局中身はどれも大して変わりないんです。主成分は水とグリセリンと微量の有効成分とほとんどが防腐剤を含むことを考えれば手作りも悪くありません。皮膚科医で「スキンケアの真実-美肌ルネッサンス」の著者である吉木伸子医師も「精製水と日本酒を等量ずつ混ぜて、そこへグリセリンを2割くらい入れる」と化粧水をつけた時の潤って守られる感覚がする(前述書P49)と書いています。もちろんそれだけでは本当の意味で肌の水分量は回復しないし、トラブルを抱えた肌にはより有効な美肌成分を含んだ美容液などが必要でしょう。それらにはきちんと投資するとして、付け心地重視の化粧水はしばらく手作り品でまかないます。

美肌水の作り方はいたって簡単。尿素 25gと水100ccを混ぜ、尿素が溶けたらグリセリン小さじ1/2を加えてよく混ぜます。これが原液。5倍に薄めたものは手足用、10倍に薄めたものは顔用として使います。水はフィルターを通した水道水を使い、早めに使い切ります。

尿素はかかと用クリームなどに含まれているしっとり成分。ベルツ液とも呼ばれるグリセリンカリ液は、水酸化カリウムとグリセリンを含む溶液で、角質を軟化させるので、指先やかかとなどのひび割れに塗ると古い角質が除去されてきます。深く割れている時は染みるので要注意。水仕事が増えたのでこのごろよく使っています。ピーリングの効果もあるそうですが、こちらの紫外線ではちょっとコワくて顔にはまだ使っていません。

酒かすパックに日本酒風呂など、よく言えば自然派に近づいているといえなくもありませんが、これも肌が丈夫なおかげです。ありがたや。

2 件のコメント:

  1. 久しぶりのコメントです!家をあけていました。

    ところで酒粕パック、酒粕摂取は効果ありますか?とても興味があります。
    私の叔父は来年あたり90才になるのですが、毎日かかさず日本酒で晩酌です。人生お酒をのみ始めてから今まで一日も欠かしたことがないらしいのです。その叔父の顔はぴかぴか艶々!皺もすくないんですよ。お酒って適量であればお肌にいいのだと確信しちゃうほどです。

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  2. えみこさん、お久しぶり!お元気ですか?

    酒かすパックと酒かす摂取は一日~二日おきですが、なかなかいい感じです。目に見えた効果というのは特にないんですけどね。。。叔父さまの顔艶のよさに日本酒は貢献していますね、きっと。杜氏の人の手もつやつやだというし。よくお酒がおいしくないと体調不良だと判る、なんていいますよね。いつも美味しく適量飲める人は体のサインを感じるシグナルが一つ多いってことかな。うちの母も毎晩晩酌してますよ。

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