2011年6月15日水曜日

Viva la Sake! Drink for your own sake!!

タイトルは月曜日にSan Franciscoで開かれた酒&フードのイベント名。"For your own sake"(サケではなく、セイクと読みます)とは、「あなたのために」という意味。酒万歳!(ご自身のために)飲みましょう!という意味合い。"Sake is the chief of all medicine"   「酒は百薬の長」ともいいますね。きちがい水、魔水なんて言葉もありますが、体の声を聞きながら、人に迷惑をかけずに美味しくいただければ理由はいらない!というのが私の持論です。
前回のSake Expoと同じメンバー三人でSan Francisco入り。会場はジャズレストランのYoshi's。到着が開場後2時間経っていたのでかなり賑わっていました。
聞くと開場前から列ができていたとか。私たちに残された時間は2時間!少し気は焦ります。
まずはフードセクションから。東南アジアで穫れるモンゴウイカのイカそうめんは柔らかく、バジルペスト、チリソース、つけダレなど和えるソースに変化をつけて。
お好み焼きソースやつけダレメーカーの屋台からもいい香りがぷんぷん。食べるラー油をマグロにからめたポキ、鶏の唐揚げ、わさびふりかけで和えた焼きエビ、ホタルイカの沖漬け、魚しゃぶのサラダ、イカナゴの唐揚げ、ラーメンなどなど。
全部は味見できませんでした(当然でしょう。。)が、頂いたものは美味しく、やっぱり和の味は落ち着きます。

酒セクションへ。前回のイベントに比べ焼酎の割合が高かったのが印象に残りました。しかしまずはお酒のから。今回も充電忘れでレコーダーなし。学習していません。。。
一番印象に残ったのは、神戸は灘、沢の鶴の「敏馬」、みむねと読みます。純米大吟醸でとてもバランスよくうま味があるお酒。敏馬とは神戸港発祥の地といわれ、そこから海外へ向けて美味しいお酒を広めたいという願いを込めてつけられた名前だそうです。特別純米の灘”きもと”もおいしかった。二つともにモンドセレクション金賞受賞、うなづけます。

またこのようなイベントで嬉しいのは原酒や生酒が楽しめること。通常2回ある火入れを全く行っていない生生や発酵したお酒の上澄み部分を無濾過で出している原酒などは新鮮な風味と香り、味もまろやか。瓶詰めで常温で数ヶ月持つお酒とは別物です。袋絞り、雫酒と呼ばれるお酒はもろみを袋に入れて下げて絞ったお酒。こちらも独特の香りとうま味が売りで手間がかかった高級酒です。
福島の奥の松酒造の「十八代伊兵衛」は純米大吟醸雫酒。ひとことで表現すれば、いきいきしたお酒。うま味もすっきりしたのどごしも吟醸らしいフルーティーさもお互いを引き立て合うバランスでした。「桜」大吟醸は華やかでゆっくりと味わいたいお酒。

静岡の花の舞酒造の日本刀(これでカタナと読むそう)は日本酒度+7。確かに辛口です。純米大吟醸もとっても美味しくいただきました。
愛知の九平次 萬乗醸造は「醸し人九平次」の大吟醸と吟醸を出品していました。このお酒はラボンバンスで出会ってファンになりました。相変わらず美味しい。他においしいお酒がたくさんあっても、なじみの味に出会うと落ち着くのが不思議です。味そのものというより楽しい思い出が蘇るからなんでしょうけれど。
板さんAのお気に入りは山梨銘醸の「七賢」純米吟醸。純米大吟醸3年古酒「美吟微吟」(びぎんびぎん)は米国向けは500本限定というレアもの。今はNYとシアトルのみで手に入るそうです。
ほまれ酒造は吟醸酒の他に、ゆずを添加して作ったゆず酒も美味しかったです。
 
新潟の白瀧は、主力製品の「上善如水」の純米大吟醸が果実香もさわやかでうま味もコクもありました。
「さらの風」という純米酒はミニカップ付きでかわいいパッケージ。お呼ばれ時の手みやげにも良さそうです。
石川県福光屋では、「加賀鳶」の生生しぼりたてを味見させてもらいました。美味しかった。買って帰りたかったのですが、飛行機で自ら日本だけこのために持ってこられたそうです。東京で働いていた頃、会社の側に福光屋経営の料亭があり、夜はそう頻繁に行けませんでしたが、お昼は美味しい定食が楽しみでした。日本酒を使った化粧品なども販売していて、一時期お世話になったことも。
面白かったのは韓国のにごり酒、マッコリと韓国海苔おつまみのペアリング。
海苔を食べてから飲むマッコリは。。。バナナヨーグルトスムージー!甘さが引き立って美味しいんです。まじめにこれはハマりそう。Bay areaで同ブランドは流通していないようですが、今度手に入る物で買って試してみます。
福島の夢心酒造の「奈良萬」純米無濾過酒もおいしかった〜。さんざんテイスティングを重ねた後でも、これは違う!と舌が反応。2時間弱でよくこれだけ食べて飲みました!悔いはありません。
Yoshi'sは通常通り営業なので、4時にはきっちりお開き。その後は合流した他のグループと日本街で一杯、移動して山昌へ。
年中無休のレストランはカラオケルームも充実していて、店内を見学させてくれました。Osaka, Shikoku, KyushuそしてNYなど都市名テーマの内装の部屋は定員に比べてかなりゆったりした造り。
こちらはOsaka Room
こちらの感覚に慣れた人は日本に行ったら閉所恐怖症になるのではと度々思いますが、カラオケルームも例外でなし。お寿司や前菜をつまんだあと、またJapantownに戻りタンポポでラーメン、ピッチャーのビールがどんどん空になっていくのにはびっくり。そしてカラオケ。

日本でもカラオケなんて行かないのに。。。今日はとにかく"日本風"な一日。
いやはや、皆さんすごいパワー。殆どがレストラン関係の方と家族だったので、唯一のお休み日の月曜日を満喫されていました。お先に失礼したかったけれ私はドライバー。徹底的におつき合いする覚悟で私も楽しませていただきました。会場で「ウコンの力」のお世話になっておいて大正解。無事二人を送り届けてぎりぎり午前様前の帰宅となりました。

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