1930年代には国内の1/3の蓄えが金や貨幣としておさめられていた場所は、外観もさることながら、地下の金庫室や所々にある分厚いドアの重量感で内部の空気までが重たく感じられました。手すりやシャンデリアなど優雅なデザインも歴史を感じさせます。現在進行中のプロジェクトが完成すれば博物館&イベント場として一般公開されるようです。
観客は4グループに分けられ、まずは地下の金庫室に案内されます。分厚い鍵付きのドアで区切られたいくつもの部屋で、パフォーマーが不思議な空間を創りだしています。
バスタブにつかりながら緩やかに手を動かす女性
まるでフェルメールの絵のよう
オペレーティングルームの機械も陰と光で不思議な存在感があふれます。ちょっと牢獄チックでもあります。
演目は四部に分かれていて,ユニークなのは観客が一部ごとに部屋を移動するスタイル。各部は10分から15分程度。ダンスとナレーションと歌で構成され、主な舞台装置は照明というシンプルさです。見終わるごとに案内人が先頭に立ち部屋を入れ替わります。廊下では別グループの観客やダンサーとすれ違います。観客全員は同じパフォーマンスを観るのですが、順番が違うことになります。私たちは友人がアレンジしてくれたおかげで、タイトルにもある”移動する光”(天井に固定された照明がダンサーの動きや歌にあわせて幻想的に移動する)の部屋が最後でした。
中庭を囲む壁
正直言ってリトリートから現実へのtransitionがしっくり来ない感もあり気乗りしない外出でしたが、久々のcity lifeも捨てたもんじゃないと地下鉄に乗りながら思った夜でした。
日本から戻って、直ぐにトリート。
返信削除そして、観劇に行ったりと、
相変わらずお忙しそうですね(笑)。
好奇心ワクワクするようなことばかりで、
羨ましい限りです。
人間の順応性は思っている以上で、
また娑婆への復帰力もかなり!
あちらへも、こちらへも適応できる
自由なマインドが imakokoさんらしい
ところなのではないでしょうか。
いつでも、どこでも “いまここ”で。
東京は猛暑です。
jay jay
mayumiさん、おほめの言葉ありがたくいただきま〜す。
返信削除そう、あとは娑婆への復帰力=仕事探しへの活力という方向へベクトルを向けるだけのわたくしでございます。
昨日はね、確かに”いまここ”を意識できた瞬間がつながりました。リトリートから戻りいまここ=内省モードに傾きがちでしたが、ダンスという一瞬の連続からなる表現手段に触れたからか、脳もそのモードに移れたようです。
暑さ厳しきおり、冷房で体調崩さないようにね。