2010年7月23日金曜日

サプライズ パーティ

日本出発前に母のためにサプライズ企画を考えつきました。大胆にもその計画とは!

今年の母の誕生日に贈った『名前の詩』の作者で一月に小田原のイベントでお会いした書画家の田中太山先生とマネジャーのY氏を自宅にお招きしちゃおうというものです。ぼうずサンこと田中先生とはメッセージを何度か交換していて、その中で『いつかお母さんの家に遊びにいっちゃったら驚くでしょうね』みたいなコメントを頂いていました。それを真に受けて、実現できたらすごいだろうな〜、だめもとで聞いてみようと思ったのがきっかけ。マネジャーのY氏に連絡を取ったら、忙しい出張の合間の東京滞在の日々に都合をつけてくださるとのこと。びっくりうれしや、お願いしてみるものです。

といっても、企画時は腱鞘炎がそれほどひどくなっていなかった私。はりきって料理の腕を振るうつもりでしたが、その後左親指が動かなくなったりで簡単な包丁さばきもままならず、どうしたものかと。それに実家はかなり古い日本家屋でお客様をお招きする部屋らしき部屋もない。。。相談してもそれを承知で来てくださるというので、思い切ってお言葉に甘えることにしました。

まとめて料理ができないので前々日から副菜作りを地道に初めて、当日は友人Mさんに早めにきて手伝ってもらいました。いとことMさんには事情を話し、母には知り合い二人がお昼を食べに見えるので、一緒に食べようと何気なく誘いをかけました。『知っている人かしら?』と聞く母に、『いや、面識はない人だよ。名前は話に出たことあるかもしれないけど。まあ楽しみにしていて』とはぐらかしてました。

しか〜し。私が駅に行っている間に、Mさんが真相をばらしてしまったのです。ナイショだっていったじゃ〜んという私に、いや〜聞いてないよ〜とお互いボケてました。でも10分くらいは現状を把握する時間があってよかったのかもしれません。2階から作品を持って降り、緊張しながら待っていたようです。

東京で仕事が続いていたぼうずサンは作務衣に大きなバックパックという出で立ち。相変わらずお元気で会うなりパワー全開です。マネジャーのY氏はいつも落ち着いた笑顔で余裕ある物腰。怒ったり焦ったりする姿は想像できません。話をお聞きすれば、ヒーリング音楽の大家である故宮下富士夫氏に支持して、ミュージックセラピーやリフレクソロジーも本格的に学び実践し広めていらっしゃるとのこと。なるほど、納得です。宮下氏のCDも何枚かアメリカに送ってくださいました。

『おか〜さん、こんにちは〜、来ちゃいましたよ〜』という陽気なぼうずサンに母は目をぱちくり。照れつつ作品と記念撮影です。
サラダや生春巻き、きんぴらやひじき、もやしのナムルなど国籍雑多なお惣菜が並ぶ食卓で、昼間からビールやワインで乾杯!途中ダニーもスカイプでご挨拶しました。
アメリカから持ってきたトルティアとチーズで作ったケサディア、ガーリックたっぷりのヒヨコ豆のペースト(フムス)や春菊ペストのスパゲティを気に入っていただきました。
ダニーはわざと春菊のことを新宿といって、この料理を新宿パスタって言うんですよと話したら、ささっと箸袋に一筆。

デザートには父の田舎大分から時折送られてくる地元の銘菓『荒城の月』。黄身餡と白身
を蒸しで作った真っ白で焼きメレンゲのようなぷりぷり皮のおまんじゅうは優しい味です。
夕方にはFM局で番組の収録を控えていたぼうずサン。仕上げを待っている作品がたくさんあるお忙しい中、ありがとうございました!皆でよく笑いよく食べた午後でした。

余談ですが、その数日後、母、いとこ、Mさんの三人は東京八重洲ブックセンターで行われた笑文字塾へ。
私も行く予定だったのですが、原因不明の発疹と高熱で一人留守番でした。そのイベントは和歌山の物産展も兼ねていて、当日は棕櫚束子が売られていたそうです。お土産にもらったその束子、かゆいところの乾布摩擦に心地よく、ありがたくボディーブラシとして使わせてもらうことにしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿