2011年10月4日火曜日

ミズーリにて TVコマーシャル

わが家はケーブルネットワークを解約したので、テレビは数チャンネルしか映りません。台風などの自然災害がない限り、ニュースもラジオやオンラインで済ませます。テレビをつけるのはDVDやiPadストリーミングで映画を観る時だけ。

出張中は場所を問わず、朝の身支度時にローカル局を観ます。天気や主なニュースを観るのが目的ですが、ニュース番組中でもCMがたくさん流れます。そしてたまたまかも知れませんが、あるチャンネルでの広告に驚きました。

それは病院のCMでした。消費者(患者)がまるで車のディーラーに電話するように受話器を持ち、「MRI検査を受けたいのですが、予算が限られているの。。。」「え?そちらではその値段で受けられるの?」「本当に?それも明日予約が取れるの?すごい!」ってな具合。ほかの病院は宗教を前面に出してきめ細やかなケアを約束していました。

北米では、有名なVをはじめとする様々な処方薬のTVCMが流れます。薬のおかげで健康を取り戻した元気満々な人の映像とともに、効能より数倍も長い副作用が読み上げられる。。。それも副作用を読み上げる時は早口です!欧州でも処方薬がTVで宣伝されることはなくDannyもかなり驚いたそうです。

「夜眠れませんか、鬱病かもしれないと思ったことはありますか、自殺したいと考えたことは?」「これ以上自分も周りも苦しむ必要はありません。ドクターにxxxx(処方薬)について聞いてみましょう。xxxは症状を緩和し。。。」と続く後に、可能性のある副作用が延々と述べられます。高血圧、頭痛、手足のしびれ、吐き気、突然死なんてのがつくことも。 おそらく訴訟社会なので全て起こりえる可能性を網羅しなければいけないのでしょう。

朝から何度も繰り返されるいくつかの病院のコマーシャル。ほとんどが設備を誇り、ほかと比べてコストが安いことを強調していました。病院同士の競争が悪い訳ではないけれど、元々の医療コストや透明な保険料に基づいた被保険者を差別しない制度の導入なくしては、真の競争はあり得ないのではないかと思います。

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