2010年1月14日木曜日

年末年始旅行記 Day 1-2 移動編

ここ数年クリスマスはダニーの家族とアイルランドで過ごしていました。その後、年末年始はスペインバスク地方の小さな町、Zumaia(スマイアと読みます。スは舌を噛むth音)で迎えていました。毎年同じ仲間と迎える新年は楽しいものでした。が、今回は両方の実家で家族と過ごそうと東周りで世界一周をすることに。前のブログにも書いたように直前までBAのストライキ騒ぎにハラハラさせられましたが、無事全行程を終えることができました。

1221日の夕暮れにサンフランシスコ空港へ。暗い時間の出発は久々。



BAは私がよく利用するUnitedとチェックインカウンターがターミナルの反対側に位置します。それだけで新しい発見、SF近代美術館のすてきなショップを見つけました。


直前に気のきいたお土産が手に入る場所として覚えておこうっと。

今回のチケットはSFO-LHR-NRTというチケット。SFからロンドン経由で日本に行く客などそういないので、ビジネスクラスにアップグレードできました。これで日本行きもらくちんです。今回は移動でいかに体力を温存するかが勝負なのでうれしいところ。BAのフライトはラウンジから搭乗できるのも魅力。スパイスの利いた豆のスープ、去年もこの席で食べたよね〜と話しながら旅気分は深まります。


一つ心配事はLHRでの乗り継ぎ。一度国際線ターミナルで荷物を受け取り、出国してターミナルを移動、さらにセキュリティをクリアしての搭乗となります。例年霧などで遅れがみられる路線なだけに、3時間の乗り継ぎ時間があってもどうなることやら。まあ心配しても仕方ない、と私は割り切っていたのですがダニーはかなりナーバスでした。

しかし乗ってしまえばあとはお任せするしかない。やっとダニーもリラックスした表情に。


疲れがたまっていた私はフラットベッドで熟睡。目を覚ませばロンドンまで数時間。スコットランド北部は一面の雪景色でした。


南下するにつれてテムズ川の流れ沿いにロンドンアイ(観覧車)やタワーブリッジ、グリニッジにあるミレニアムドームまで見渡すことができました。





定刻の午後2時を少し過ぎて到着。心配した荷物もターミナル移動もスムースで幸先のいいスタートです。ヒースローエクスプレスはターミナル間は料金無料。


ここからダブリンまではエアリンガスで。例年ゲートに早く行き過ぎて待つのに懲りた私たちは、最後のパブで様子を見ることに。欧州着いて最初のギネスで一息。


午後6時過ぎに搭乗開始。欧州国内線はハンドバッグなどを含めて、持ち込み荷物は一人一つに限られています。私はいつも持ち込み範囲内の大きさのスーツケース内にバッグ入れて持ち込むので問題はありません。しかし今回搭乗が一番初めだったからか、私のケースを見た係員が今日のフライトは満席だから預けてくれといいます。規定内で一つだけですよ、と抗議しましたが今日は特に混んでいるからと言われ、仕方なくバッグとラップトップを取り出し、カメラやレンズが入ったケースは預けられることに。ルールならしかたありません。しかしそれから後続客は私より大きなケースのみならず、ショッピングバッグを山ほど抱えて乗ってくるではありませんか!その数の多さに憤慨し、乗務員に掛け合いましたが荷物は既に荷物室に。彼らの責任でもないため、一度ゲートに出て係員にどういうことか尋ねました。頭に来ているときこそこそ冷静一番。ルールなら徹底すべきであるのにどういうことかと尋ねても、今日のフライトは混んでいるからの一言。申し訳ありませんもご協力ありがとうございますもなし。乗務員は同情的で苦情を申し立てた方がいいとすすめてくれました。物も壊れていなかったので結果は問題なしでしたが、サービス業としていかがなものかと。二度とこのエアラインは利用しない!と言いたいところですが、もう一つのライナエアはエアリンガスより評判が悪いので選択の余地なしです。とほほ。

空港から家まではタクシーで。70を越す年配の運転手さんのアクセントはかなりヘヴィーでしたがなんとかわかる感じ。ダニーは嬉々として世間話に講じていました。今年は例年にない冷え込みが続き、凍った道路では事故も多発しているとのことです。

午後7時過ぎに家に着くとダニーママがお出迎えしてくれました。何もないのよ〜、といいながら私たちの好きな銘柄のパンや、ダニーにはアイリッシュブレックファストに欠かせないハムやソーセージ、私にはベイクドビーンズ(豆のトマトソース煮)や細々した物を用意してくれていました。ホリデーは日々ごちそうが続くので素朴な味が何よりうれしいです。
早めに休んで疲れを取ることにしました。

つづく

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