2010年1月21日木曜日

NYC Day 4

日曜日はお昼近くから雨足が強くなりましたが、Bryant Parkのスケートリンクには楽しそうに滑る人たちの姿がありました。

公園内のThe Grillでブランチ。ミモザで乾杯!Egg Florentineは黄身がとろりと柔らかくホランデーズソースもなめらかでローストポテトもこんがりホックリで大満足でした。


この日もダブルビル。前日と同じPublic Theaterで二つの公演を観ました。昼間は"Chautauqua! “これは19世紀後半から20世紀はじめにアメリカ各地で開かれていた大人向け教育イベントの名前です。野外にテントを立てて歴史や科学の講演や実験、手品や寸劇などが行われ、新聞などコミュニケーション網が発達する以前の重要な情報減だったそうです。一言で表現すればそれをパロディにしたどたばた劇でした。アイデアは面白く、興味深いスピーカーや面白いスケッチも登場しましたが学芸会っぽい素人さが鼻につく場面もありました。舞台というよりコメディクラブのような軽いノリで見て楽しむにはいいです。

印象に残ったのは夜に観た“American Document”。アメリカとは、アメリカ人とは?をモチーフにあらゆる”ドキュメント”からの抜粋をもとに有名な舞踏家Martha Grahamが振り付けた1938年の作品を21世紀版としてリメイクした物です。当時の映像やGrahamの手書きのノートや振り付けデザインを研究して作られていて、現在も進行中のプロジェクトです。初演は6月の予定ですが、途中までのプロセスを一般公開する面白い試みでした。 Graham舞踏団とある劇団が共同で演じていて、ダンサーの美しい体、台詞や演技も含めて繰り広げられるダンスパフォーマンスには、ぜひ完成版も観たいと思わせる何かを感じました。日本人女性ダンサーも2名活躍していてそのうちの一人はPの知り合いのアイルランド人男性と結婚しているそう。パフォーマンス中いろいろな言語で『アメリカ人って何?』という問いかけがあるのですが、その会話に背の高い赤毛のアイルランド人の彼も日本語で参加して、シアター全体の意表をついていました。
二つのパフォーマンスの合間に行った"Las Ramblas”は本場の雰囲気と味を忠実に表現したタパスバー。昼に一度下見をしてエスプレッソを頼んだら文句なしに合格!メニューの豊富さにも満足したので夕方Pと訪れると、20人も入れば一杯のスペースに人がひしめき合っていました。

海老やイワシのグリル、ゴートチーズのクロケッタス、マッシュルームサラダなどすべての料理は熱々で素材の味が生きていて、狭い空間も親密さにあふれていました。ミートボールやチョリソーも美味しかったよう。サングリアやワインの品揃えもよくおすすめしたいお店です。


レストランとシアターをの間にはWashington Square Parkがあり、NY大学のビルが広がる学生街です。ファンキーなレコード店やカフェがありゆっくり散策したら楽しそうです。

夜はPの友人で女優のOlwen Fouéréとシアター近くのバーへ。ワインとオイスターやその他のつまみで彼らの今後のプロダクションの話や最近観た舞台や映画の話などで盛り上がりました。ここ数日間にいろいろなスタイルの刺激に触れて頭も興奮状態でした。


11時過ぎの地下鉄も利用者が多く、待っている間も車両の中でも全く危険を感じませんでした。
つづく

0 件のコメント:

コメントを投稿